やくざ風味の日記
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2002年09月20日(金) |
「さくら」って胸キュン?! |
今日は一応記念すべき日…といってもいいだろうか。 泊まり明けの朝。 ローカルニュースが予定通り終わり、朝飯食って引き継ぎすましゃあ家に帰って爆睡よ。とか呑気に考えていたのだが、ここで大事件勃発!! NHK連続テレビドラマ始まって初の送出ミスが起こったのだ。 まーみんなしてると思うけど、「さくら」で次の日の分だしちゃったのよねーん。 記者さんやアナさんと見ててビックリである。 ローカルニュースのメチャメチャしょぼい地方ネタでもミスれば喜々として電話してくる視聴者の方々である。 「こりゃ、東京局は大変なことになってるなあ……」 とみんなで予想したもんだが、当然つーか流石というか東京渋谷局ではその日7000件を超える問い合わせがあったそうな…つーか毎回思うけど問い合わせてどうするきかね。いや、視聴者の方々の貴重な意見なんだけどさ。今更言ってもなあ…つーか連ドラに興味が薄く、特に「さくら」は大しておもろないと思っているオレ様には騒ぐほどの自体には感じられないのですバイ。
ま、一応NHKの歴史に残る日なのでした。
なんか朝からそんな騒ぎがあったせいか、寝る気が薄れ、荷物家に置いた後フラフラと大通りに出張る。寝不足のおぼつかない足取りで小説の新書コーナーに行ってみたら………いや、いっぺんで目が覚めたね!! なんと田中芳樹の『春の魔術』が発売されていたのだ!!! この作品はライム・コーヘイの魔術シリーズとして夏に始まり春に終わるという作品なのだが…冬が出てからピタリと止まりもう…10年ぐらい待ってましたよ。マジで。 田中芳樹は遅筆なんですが、ホント加えて色んな新作なんかもだすので置き去りにされている作品が多数なのだ。でも、面白いからまっちゃうのだ。 そんなわけで、こうしてシリーズとして完結してくれると寂しいのもあるけどホッとしますね。んなわけで森博嗣と一緒に即購入。 モスで昼飯食いながら読破しちゃいました。 読んだ感想はやっぱ面白かった。「これ以上ない」とか「最高の作品」とかいう感じではないのだが、田中芳樹らしさが出ていて読んでいて気持ちの良い作品に仕上がってます。主人公コーヘイのライム・ラブっぷりも拍車がかかっていて良かったし(笑)ただキャラがケータイ持ちだしたトコに時代の流れを感じたなあ……
まあ、大満足な一日といってもいい感じでした。おかげで。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その4
ういーす。今回紹介する作品はまさにインパクト勝負!心になーんかのこっちゃった作品なのです。 その名はズバリ!!『究極!!変態仮面』作・あんど慶周である。 いやー。なーんか頭に残るんだよな。この作品。 つーか変態仮面のあの勇姿インパクトありすぎです(笑) 「フオォォォォーーーー」「クロスアウッ!!(脱衣)」 とか呼び声も耳について離れねーし。実際に聞いた訳じゃないけど。 作者の才能自体はそんなに凄いと思っていません。正直。 絵はいかにも鳥山明の影響受けててそれを脱しきれてないし、登場人物もまあありがちベタベタだったし。 だが!!だーがしかーーーし!!変態仮面!!! これ個性ありすぎですよ。良く連載にふみきったジャンプ!!! 多分設定として永井豪の『けっこう仮面』をヒロインでなくヒーローとしてやってみたらどうだろうと思ったんじゃないかと勝手に想像してるんですが、それにしてもあのデザインはねーよな。パンツを頭ではなく顔でかぶるだけでスゲーのにあのブリーフ肩掛けがまた秀逸。 おかげでいなり寿司を食うたびに変態仮面を思いだしてしまうというトラウマに近い状態になったよ。ボカァ(笑) いや、ホントにそういうネタがあったのだ。 いなり寿司と間違えて変態仮面の股間に手を伸ばし、 「それは私のおいなりさんだ!!」て言われて、 「い、いやぁぁぁぁーーーー!!」と絶叫。 ココ!!この「いやぁぁぁ」がこの作品いいト・コ・ロなのだ。 男性諸君ならこの嫌悪感つーかキショさが遺伝子レベルで理解していただけると思う。変態仮面に襲われし悪党(…いい言葉だ…分かりやすくて)は本気で泣き苦しむ。つーかマジできっつい攻撃である。ひと思いにベタッ!じゃなくでジリジリと近づいてベチャ!!な変態仮面は心底変態である。素晴らしい。 脇キャラもベタなのにいい味だしてた。クラスメートや主人公の所属している拳法部の部員などは妙に影が薄いのだが、『うる星やつら』のクラスメートに近い感じの味の出し方してるし。 まあ、主要キャラでやっぱり一押ししちゃうのが、下克上ヒロインの春夏さんだろう。なぜに、下克上ヒロインかというと、元々は主人公の学校の嫌味な金持ちライバル(これも分かりやすい)が拳法部を潰そうと中国から雇った拳法の達人姉弟の一人なのだが、主人公・狂助と変身後の変態仮面にダブルでやられちゃって、「家訓で自分に勝った男と結婚する」といって主人公の家に居候しちゃうのだ。 ああ……なんてべたべたな展開だろう。 この作品には元々拳法部のマネージャーにして学校のマドンナ(これまた分かりやすい)の愛子ちゃんという立派なメインヒロインがいて狂助とはなにげに両想いだったはずなのだが、これまた完全に春夏さんに喰われちゃったワケですよ。 読者受けが良かったのか作者が動かしやすかったのか知らないが、登場以来毎回大活躍の春夏さん。見る見るうちに減っていく愛子ちゃんの出番。 なーんかメインヒロイン春夏さんってカンジだにゃあ…まあ、オレもこっちのほうが好きだから大オッケーだが。 とか連載中は思ってたが、最終回になってビックリ。狂助は春夏さんの押しの強さに負けて結婚しちゃうのだ。まさに大逆転!父親似の変態の息子も生まれたし(笑) なぜ彼女がここまで躍進したのか。 拳法の達人の中国娘。ベタベタである。お約束として長年使われ続けた設定である。もちろんチャイナドレス着用。ありがちすぎる位ありがちのキャラなのだが、人気の秘密は彼女の得意の拳法にあった。
御色拳(おいろけん)
その名の通り、お色気で相手を惑わし攻撃するという北斗神拳もビックリの拳法である。いや、ベタちゃーベタだが作中ああも堂々と使われると何もいえんつーかなんつーか。男なら一回やられちゃいたいというこれまた変態仮面の変態奥義とは対極にある本能の技と言えるであろう。 代表奥義として「悩殺的茶罰苦(のうさつてきティーバック)」「誘惑的腹痛(ゆうわくのふくつう)」がある。内容は名前から想像して下さい。
つーわけで変態仮面はベタの中に妙にインパクトの強い個性を混ぜつつ、変態仮面は6巻も続いたのだ。正直ここまで続くとは思っていなかった。 頑張ったな。変態仮面。
その後、あんど慶周がなにをしてるのかはさっぱりワカランがこの作品を書ききったことはスゲーズラ。 まさにインパクト勝負な漫画ナンバーワンでした。 機会があれば目を逸らさずに(笑)読んで上げて下さい。 つーかオレなんか今年に入って古本で全巻そろえちゃったしなあ(爆)
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