やくざ風味の日記
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2002年09月21日(土) 秋の日って胸キュン?!

本日はテロップのバイト。
うーん、この仕事ってやりなれてくるとそれなりに楽なのだが、休日の昼間バイトってそこはかとない空しさをどーしても感じちまうぜよ。
特に今日みたいな秋晴れのいい日だとねえ。
高松の池でも行ってのんびり転がりながら本でも読みたいのココロ。
まあ、そんなこといっても仕方ないのでバイト先でホーシュンに借りた恩田陸の『球形の季節』を読破する。テロップは昼と夜のニュース前以外はホントーに仕事がないのだ。それでも有事の際を想定して待機しているので給料は払われる。嬉しいが暇。んなわけで本読む時間には恵まれているのだ。
恩田陸の作品は嫌いではない。展開が上手な人であると思う。たーだね、オチよ。オチ。オレ的に恩田陸はもちっとオチを上手くつけられれば文句無しと思っているのだ。この人の作品は色々なキャラが平行して、それぞれの思惑の元行動し物語を勧めていく形である。それぞれの思惑が交差する様はなかなかに良く書かれているのだが結末に置いてそれらが活かしきれてないと言うか消化不良というか。
ま、あくまでオレ様の私見ですが。
ホーシュンはまだいくつか恩田陸作品持ってるようなので取りあえず全制覇してみようと思うのココロでした。


おまけ

日勤のクロと話していて、
「ヤクザさん、最近のウインズってどう思います?」と聞かれ、反射的に
「パチンコ屋か?」と答えオッサン扱いされました。
なんかそういう男性アイドルユニットがあるらしい。知らんかった………







追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その5

やっと五作目。
今回はオレ様がもう一度読みたい漫画ナンバーワンなのだ。タイトルは
『ボクがかたい石をぶつけたらキミは痛いといってくれるだろうか』
である。いや、嘘ではなくマジでこんなタイトルなのだ。
この漫画はオイドンが中二の時、姉が友人から借りてきたB5位のコミックスだった。内容は……はっきりいって謎である。
なんつーか摩訶不思議空間っていうか。
断言してもいいがあの漫画は読む人によっては全く面白くないであろう。
感性会わないとなーんにもならない漫画。
いや、面白くない人が歓声鈍いとかそんなことはなく、ただただ個人の嗜好の違いですな。
表題作をはじめ幾つかの短編が収録されているがオレが一番好きなのは「客とトンカチ」ってやつ。

自宅の二階から降りてきたツトム君。なぜか手にはトンカチがある。
すると一回の茶の間にモクネンさん(何者かは一切不明)が座っている。
まずは普通に挨拶を交わす二人だが、何気なくツトム君は訊ねる。
「今、お父さんもお母さんもいないんだけど、どうしてモクネンさんがここにいるの?」
なぜか汗をかいて無言になるモクネンさん。たまらず続けるツトム君。
「黙って入ったの?それじゃ泥棒じゃないか!ねえ!!」
しばし無言のモクネンさん。しかしなんとなく訊ねかえす。
「ツトム君こそどうしてトンカチなんか持ってるの?」
今度はツトム君が汗をかき無言。
しばし二人の間に時間は流れ……立ち上がるモクネン。
「オレ…帰るわ」
「うん」
「オレが今日来たこと…お父さんたちには内緒な」
「うん…モクネンさんもボクがトンカチもってた事内緒にね」
「ああ…じゃ」

これで終わり。文章にすると実につまんないカンジである。でも漫画になると妙な間というか…なんかわらっちまうのよ。コレが。
もう一回読んでみたいんで、このタイトル見かけた人やくざ風味に御一報を。おねがーい。






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