TENSEI塵語

2002年03月02日(土) ちょっと一息。。。

昨日、卒業式が終わったのだが、その関係もあってやたらと忙しい週だった。
昨夜はついに9時ごろにダウンして、そのまま今朝4時過ぎまで眠ってしまった。

そもそも、先週の日曜日が市吹の1日練習だった、その疲労を背負ったまま
今週が始まったのも、イライラの要因だったかもしれない。
月曜日は何やら頭がぼ〜〜っとしているような感覚があった。
疲労のためもあっただろうが、遠い世界から帰ってきて
まだこの世界に馴染めないような感覚でもあった。
水曜日までは考査期間だったので、日程的には楽だったが、
3時ごろまで採点をして、仕事上の買い物に長い時間を費やして、
夕方6時ごろに帰宅するという日が3日間続いた。

それで、夜何をしていたかというと、卒業式のBGM選びである。
去年作ったときに、これで3、4年はこのままで行けそうだと思ったのだが、
退場の曲を変えたり、送辞・答辞のバックにも曲を流そうなどと、
余計なことを思いついて、そのために膨大な時間を費やすことになるのである。
悪い性癖である。
水曜日の夜に、やっと曲を決めてMDに編集したときには夜中の2時半になっていた。

中学時代からBGMをいろいろな場面で任されてきたのだけれど、
血気にはやっていた中・高時代に比べると、20歳を過ぎたあたりから
選曲の考えもだいぶ変わって、そのために実に難しくなった。
特にこういう行事・式典などのBGMとなると、非常にやっかいである。
精神的に深い音楽や感情の濃厚な音楽や、特殊な雰囲気を持った曲は選べない。
淡々と、さりげなく雰囲気を漂わせている音楽でなければならない。
しかし、雰囲気を感じさせる程度にいいメロディーでなきゃいけない。
あまり強弱に差があってもいけないし、短調か長調か微妙な曲でなければならない。
最近は、映画やドラマのサウンドトラックとか、ヒーリング系のCDが多く出るので、
その点、昔に比べるとたいへん選びやすくなってはいる。
そして、こういう時のためにそういうCDを多く買い集めてもいるが、
それでも、いざ場面を想像しながら聞いていると、意外と使えるものが少ないのである。
曲の長さも大事な基準だし、いい長さでも盛り上がりすぎるからという理由で
×にしたり、途中で1カ所雰囲気が変わりすぎて×にしたり。。。

まぁ、そんなわけで、案外たいへんなものなのである。
決まらない、見つからない、と悩んでいる間は、
作曲や編曲がなかなか進まないのと似たイライラに支配されるものである。
聞いている人たちには、その何十倍もの候補曲の中から選ばれた曲、なんてことは、
思いもよらないことだろうけど。。。

一昨日の晩は成績処理であくせくしていた。
こんな風に、1週間が過ぎたのである。
昨日の夕方、意外と早く成績処理の原案ができたので、
とりあえず今週の悩ましい課題が片づいたことにほっとして、
早寝早起きの今朝は、なかなか清浄な、ゆとりある心境である。
きょう、明日の2日間ぐらいは、この心境を保って過ごしたいものである。


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