TENSEI塵語

2002年03月04日(月) 「Piano Stories」再発見

昨日、北さんから久石さんの「The Wind Of Life」の入ったCDを所望され、
すぐには思い出せなかったけれど、楽譜を調べたら「Piano Stories 2」に
入っていることがわかった。でも、それは昨日は見つからなかった。
きょう、もう1度CDの棚をじっくりと見てみたら、10枚ほど並んでいる
加古隆のCDの中にまぎれ込んでいるのを発見した。

「Piano Stories 2」は、久石さんのアルバムの中ではどうももの足りない印象。。。
聴き直してみても、やっぱりその印象は変わらない。
かぶさっている弦の音が荒いせいでもある。
こういうタイプのアルバムの中では、やはり「My Lost City」が白眉、
「Piano Stories 3」も実にすばらしいできだと思う。

で、今夜は「Piano Stories 2」に続いて、「Piano Stories」を聴いてみた。
これは、気づいたときには廃盤になっていてなかなか手に入らなかったが、
一昨年ようやく廉価で再発売されると同時に手に入れたものである。
ファンの間で伝説の名盤と評判だったものである。

この盤ではまだほとんどピアノ演奏だけで録音しているから地味である。
全体にちょっと堅い感じがする。
「トトロ」「ラピュタ」「ナウシカ」などのおなじみアニメの曲も弾いているけれど、
それらは、他の盤でも飽き飽きするほど聴かされるのでもちろんとして、
実にいい曲が多い。
・レスフィーナ(「アリオン」より)
・ノクターン (「Wの悲劇」より)
・グリーン・レクイエム(「(同名)」より)
など、他の盤ではなかなか聞けないから、貴重な録音である。

自分なりの演奏を作りたい(ピアノ弾けないから、PCで、だけども)と思って、
楽譜集を買い溜めてあるにもかかわらず、まだ1曲も作っていない。
とりあえず、「レスフィーナ」「グリーン・レクイエム」あたりから始めようか、
と、強い衝動に駆られてしまった。
・・・いやいや、その前に、ぜひ「ロンバケ」の音楽を片づけたいものだ。


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