昨日の昼食の時に、第一生命のおねえさん(? 15年前の卒業生だそうだ)が サラ川ベスト100の投票用紙をもってきて、書いておいてね、と言う。 ひとつひとつ読み始めたら、なかなかひとつは選べない。
「窓際」も いまや高嶺の 激戦区 手料理が どれかわからず みなホメる 口グセの 「今するところ」 子に遺伝 経営者 リストラするまで 何してた 社の幹部 裏を返せば 社の患部 面接で 特技をきかれ メールです 着メロは サビの部分も 聞いてでる 振り向けば かわいい着メロ 出る上司 生存を 確認し合う 年賀状 親孝行 したい時には 職はなし Iモード 妻にもほしい 愛モード 名前みな タレント並みの 乳児室 右左 アゴで指図の カカァナビ
こうして、今目についた順に挙げてみると、 ケータイを題材にした作品がなかなかおもしろい。 「メールが特技」というのは、やったことある者にしかわからないだろうが、 短時間で頻繁にやりとりできる技術と気力はなかなかのものなのである。 親指の魔術とでもいうべきものなのである。
かわいい着メロの主が年配の頭がつるつるのおっさんであったりするのは、 喫茶店などでも時々目にする光景である。 たぶん娘さんか誰かに設定してもらったのだろうけれど、 微笑ましいような、笑いを誘う光景である。
ケータイが若い世代にどんどん浸透していったのは、通話の便だけでなく、 メール機能の充実と、着メロの充実のためである。 先日、ラジオの番組の投書で「着メロ」をテーマに読んでいるのを聞いていたら、 「1番好きな曲の着メロにして、その後電話が初めてかかってきたとき、 もっちょっと聞いてから出ようと思って聞いていたら、切れてしまいました」 というのがあって、な〜〜るほど、とおもしろかった。
着メロ機能が出始めたころは、誰もがベル音では区別がつきにくかった。 おおぜい集まる場所でケータイが鳴ると、いっせいにケータイを見る光景が普通だった。 聞いただけで自分のケータイだとわかるように着メロ機能が付いたのである。 そうしたら、もっといい曲、大好きなこの曲、とだんだんエスカレートして、 膨大な曲数が供給され、自分で作れるようにさえなったのである。 最近はベル音のままにしているのが珍しくなったので、 私は相変わらずベル音のままで通している。 先日買い換えたケータイのベル音は、昔の電話のベル音に似ているのでうれしい。
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