TENSEI塵語

2002年03月30日(土) 改善すべき土曜日の過ごし方

そろそろ夕方の4時になろうとしている。
毎週土曜日、これくらいの時間になると、無気力状態に陥る。
そろそろ市吹の練習に出かけなければならない。
市吹の練習がイヤなのではなく、落ち着かないのである。
何かをやるには時間が足りず、何もしないでいるには時間が余りすぎている。
土曜日の休日を落ち着かない気分にさせているのは、この夜の練習である。
これからは毎週土曜日も休みになるから、毎週こういう思いで過ごすことになる。
このあたり、うまく感情コントロールできるようにならなければいけない。

12年前に市吹の指揮を引き受けたときは、
土曜日の夕方に部活をやって、帰りに遠回りして市吹の練習に行く感覚だった。
たまに土曜日が休日になっても、たいてい部活で学校に出ていた。
隔週で土曜日が休みになってからも、しばらくはたいてい部活があった。
ところが、部活の生徒数が乏しくなって、活動不能状態の場合が多くなり、
土曜日に出かけなくてもよくなると、休日がありがたい代わりに、
わざわざ岩倉まで出かけるのがたいへんになってきたのである。
しかも、家でじっとしていると、練習計画というのがチラチラ気にかかったりする。
仕事があったころは、仕事に気を取られていて、
夕方になって市吹に向かうころから切り換えていればよかったのに、
休日になってしまうと、何かと練習のことが気にかかって落ち着かず、
何をするでもなく、何をしたという実感もなく、日が暮れてしまうわけである。

今後は、そのあたりをうまく過ごすための研究が必要だろう。

きょうは午前中に歯医者の予約が入っていたので、珍しく出かけた。
行ったら、前回懸念を予告されていたとおり、大婆さんが亡くなったとかで
診療中止になっていたが、その隣に自由書房があるので、
「Lord Of The Rings」のサントラ盤と、
長谷川宏「同時代人サルトル」(講談社学術文庫)を買って帰った。
帰ってからその本の「嘔吐」について書かれた章をじっくり読み、
午後には長いサントラ盤を聴いた。
その合間にも、きょうの練習は何をやろうかと悩んだり、
(定演後のこの時期は、何でも試し吹きの時期なので曲探しがたいへんである)
部屋の中に埋もれていそうな楽譜を探しては眺めてみる。。。
まあ、落ち着かないながらも、
落ち着かない気分に支配され尽くした1日ではなかったようだ。
この調子である。。。


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