TENSEI塵語

2002年06月09日(日) サッカー観戦

きょうも強い陽射しだったが、風は実に心地よかった。
7月の陽射しに5月の空気が流れていた、という感じだった。

W杯の日本対ロシア戦を断片的に見た。
まつ様の後でちょっとチャンネルを変えて数分間と、
後半の最初の方の日本が1点取ったあたりと、最後の20分間である。
小学校6年生のころはサッカー少年で、サッカークラブに入り、
その時のケガのせいで中学での部活をサッカーにしようとしたけど親に猛反対され、
泣く泣くバスケ部に入り、やがて音楽の方に転じたけれども、サッカー大好き少年だった。
暇だったあのころはテレビでよくサッカーの試合を見た。
点がなかなか入らないので、かえって目が離せない。
ちょっと離れたすきに点が入ってくやしい思いをするので目が離せないのだ。
そこがますます魅力で見ていたけれど、
忙しい生活になるとそれゆえに見ることがままならなくなって、遠ざかってしまった。
1発逆転もある野球がおもしろいか、貴重な1点を取り合うサッカーがおもしろいか、
これは容易に決することのできない難問である。
ただ、あの1点の喜びの激しさは、拙いサッカーを楽しんでいた身にもわかる。
体育の授業でも、走って抱き合ってもみくちゃになったものだから。。。

見た部分だけで言えば、概してロシアの方が上手くパスを通していたように思う。
けれども、ゴール前の攻防で、日本の守りがホントによく守っていた。
ロシアの守りも実によく守っていたけれど、1点の差は、
数少ないチャンスを瞬時に生かし切ったかどうかの差だろう。
日本チームのパステクニックには、まだちょっと粗さがあるように思う。

深夜のニュースの、サポーターたちの様子の方がおもしろかった。
観客席だけではない、各地のいろんな店に集まり、路上に集まり、大騒ぎしている。
今夜のこの熱狂が、彼らの明日からの活力になるのだろう。
選手たちも自分たちのためだけにやってるのだろうけど、大きな貢献にもなっている。
何であれ、心がひとつになるのはいいものだなぁ、と思う。


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