TENSEI塵語

2002年07月08日(月) ウインブルドン

昨夜、たまたまウインブルドン決勝の実況生中継に出くわした。
(部屋でテレビを見られるようにしてから、こういう偶然が増えた)
テニスの試合なんてほとんど見たことがないし、何かよくわからんもんだと思っていた。
3、4分見ていた限りでは、観客数や、その観客がいちいち拍手するのが不思議なほど、
どこがそんなおもしろいのかわからない、ちんたらした感じに見えた。
けれども、それでも見続けているうちに、微妙な駆け引きの妙というものに引き込まれ、
ある時には、サッカーのゴール前の攻防のような緊迫を感じるようになっていた。
それで、雨で長い中断になるまで、ずっと見続けるはめになった。
ルールもだいぶ飲み込めるようになってきたのだが、それにしても、なぜ
15、30、40と点数を数えて行くのだろうか、、? 謎だ。

驚いたのは、試合を進めるために用意されたスタッフの多さである。
ラインズマンだけでも10人なんだろうか??
それが、スーツに近いユニフォームを着て、毅然として立っている。
コートチェンジになると、隊列を組むようにして行進して配置換えをする。
雨で中断の時には、すぐには数えられないほどの係員が出てきて、
わずか何秒かの間にサーーッとコートの上にシートをかぶせて行く。
たった2人が打ち合うだけの単純なゲームのために、入念な条件整備がなされている。
そんな様子を見ているのもおもしろかった。


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