昨夜、たまたまウインブルドン決勝の実況生中継に出くわした。 (部屋でテレビを見られるようにしてから、こういう偶然が増えた) テニスの試合なんてほとんど見たことがないし、何かよくわからんもんだと思っていた。 3、4分見ていた限りでは、観客数や、その観客がいちいち拍手するのが不思議なほど、 どこがそんなおもしろいのかわからない、ちんたらした感じに見えた。 けれども、それでも見続けているうちに、微妙な駆け引きの妙というものに引き込まれ、 ある時には、サッカーのゴール前の攻防のような緊迫を感じるようになっていた。 それで、雨で長い中断になるまで、ずっと見続けるはめになった。 ルールもだいぶ飲み込めるようになってきたのだが、それにしても、なぜ 15、30、40と点数を数えて行くのだろうか、、? 謎だ。
驚いたのは、試合を進めるために用意されたスタッフの多さである。 ラインズマンだけでも10人なんだろうか?? それが、スーツに近いユニフォームを着て、毅然として立っている。 コートチェンジになると、隊列を組むようにして行進して配置換えをする。 雨で中断の時には、すぐには数えられないほどの係員が出てきて、 わずか何秒かの間にサーーッとコートの上にシートをかぶせて行く。 たった2人が打ち合うだけの単純なゲームのために、入念な条件整備がなされている。 そんな様子を見ているのもおもしろかった。
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