TENSEI塵語

2002年07月24日(水) 猛暑の日々

今年はおかしな時期にやけに暑いということもあったりしたが、
7月に入ってもなかなか堪らない暑さというものがやってこなかった。
先週もずっと台風の影響とかで天気もスッキリしなかった代わりに、
それほど気温も上がることなく、気温としてはしのぎやすい状態が続いていた。
ところが、夏休みに入った途端、猛暑、酷暑の日々である。
教室で、立っているだけでも、いや、座っている気にもなかなかなれないのだが、
座っているだけでも、汗が噴き出るように流れる。
きょうも、補充授業の最中に、教卓で課題を点検していただけなのに、
汗がポタポタと机や床の上に落ちたり、眼の中に流れ込もうとするので、
あわててタオルを取りに職員室に戻ったほどである。
こんな中で、汗を拭ったりうちわで扇いだりしながら辛抱して勉強している生徒達を
見ると、日ごろは超怠け者だとはいえ、、いや、そうだからこそなお、
妙にけなげで、いとおしく感じられたりする。

ここ10年ほどは特に、年々夏の暑さが激しくなっていることを痛感させられ、
座っているだけでも汗がにじむイヤになるほどの暑さの記憶もあるけれど、
今週に入ってから悩まされているほどの暑さは、今までなかったのではないだろうか。
歩いていても、サウナの中、といえばあまりにも月並みな表現だが、
とにかく、温風にとりまかれ、まとわりつかれながら歩いているようなものである。
7月に入ってもおとなしくしてた分を、懸命にとりもどそう、元を取ろうと
躍起になっているような感じである。
部活で合奏指導などしようものなら、全身ビショビショになってしまう。
服着たままお湯をかぶって、そのまま冷房のきいた部屋で涼んでいると、
冷たいおしぼりを体中に貼りつけているようなかっこうになって、
それでさらに冷気にあたっているわけだから、風邪ひきはせぬかと心配になる。
そうかといって、暖まりに外に出るという気にはなれない。
外の暑さが、暖まるなどという生やさしい暑さではないからである。
とにかく、今週に入ってからのこの暑さは尋常でない。
夏は暑いもの、なんて、悟り澄ましたようなことも言っていられないほどである。
心頭滅却しても暑いものは暑いぞ、と断言せざるを得ないほどである。


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