コンビニに寄るのは大急ぎの場合が多くて、たいていは今必要な物だけを買うのだけれど、 急いでないときは、スーパーでは見かけないインスタントものを探したりする。 コンビニは、単に便利なだけでなく、新製品の試売機関になっているみたいだ。 「えぞ菊」味噌ラーメンという傑作も今ではスーパーに袋物が安く売られているが、 最初は、コンビニでカップラーメンで売られていて、買って食べて感動した品である。 一昨日も3種類ほどカップラーメンを選んで買ってきて、昨日ひとつ試食して、 娘と品評したところである。
さて、きょう試食したのは、1カ月ほど前に見つけて買ってあった 「鳥肌の立つチキンカレー」というレトルトカレーである。 買ってみたものの、名前や箱の柄の雰囲気にちょっと恐れをなしていたのだが、 きょう、昼にようやく勇気出して食べてみたわけである。 箱にはこんなことが書いてある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ひとくち食べたその瞬間、口に広がるおいしさはまさに「鳥肌もの」。 何度食べても肌が粟立つほどの、感動の逸品。 カレー研究家・小野員裕氏は、鳥肌ものの味を求めて 1000件以上のカレー専門店を食べ尽くすほど決して味には妥協を許さない男である。 今回のレトルトカレーも、専門店カレーの味を凌駕する程の最高の味を提供すべく、 執念の努力の末、遂にこのカレーを作り上げました。 「カレー専門店の味を超えるレトルトカレーが可能であることを証明してみたかった」 と語る小野員裕氏の「夢」をかたちにした、鳥肌もののレトルトカレーです。
従来の小麦粉を使用したカレールーとは異なり玉ねぎ等の野菜、 スパイスと荒塩だけで作った本格インドカレーです。 かすかな酸味、ほのかな甘味、香辛料と玉ねぎの深いコク。 誰にでも馴染める程よい辛味を追求しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうまで書かれていて食べてみないのは、「好きな食べ物は?」と問われて 「カレーライス〜!」(他にもあるが)と答える者としては片手落ちである。
食べた感想は、、、辛いだけ、だった(;_;)。誇大広告だ。 辛いだけで、香辛料の粉っぽさがいつまでも残る。ほのかな甘みなどほとんど感じない。 中味を見た瞬間は、黄色いカレーの表面にオレンジ色の油が浮いてて鳥肌もんだったが。。。
私がこういう新物を試食しているとたいていそばに寄ってくるのが娘である。 「どう?」と私に尋ねるときにはもうスプーンを手にしている。「辛いだけ」と答える。 「あまりおいしそうなにおいしてないしね」と言いながら、横からスプーンが入り込む。 2、3度横取りした後で「チキンはいいね」 「うん、レトルトにしてはチキンがうまい」 「ま、たまにはこういうのもいいんじゃない?」 「いや、もう買わない」 (もちろん、娘が試食しているときには、父が横から割り込んで品評会になるわけである)
それから、HP検索をしてみると、意外とこの種のカレーを試食して品評したHPも多く、 この鳥肌カレーの反響を知ることができた。おもしろいものである。 食べて感激のあまり「妻に買い占めを指令した」という人もいれば、 「旨味がいまいち」というような人もいる。 私ほど冷淡に不満を感じたような感想は見られなかったけれど。。。
そこで、思うに、好みとか求めるものが根本的に違っていれば、 評論家や研究家が魂傾けて追求したものも、人によってはまったく無意味だということだ。 私は辛いカレーを好みつつ、そこに甘みがじわんとやって来るようなのが好きなのに、 小野氏たちは、そういうのを否定しようとしたわけなのだろう。 ・・・ということは、今後小野氏のカレーに関する著書を見つけても、 うまいカレーのタイプが違うから買って読む必要はなくなったわけだ。 本場インド風とか、そういうこだわりは私にはまったくない。 何をどう試してみても、わが家で作ったカレーの2日目に煮直したのが1番美味いのかな、と思ったりもする。
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