TENSEI塵語

2002年09月18日(水) ヤモリ

ここんとこ毎晩、ヤモリが私の目の前の窓を這い回っている。
夏の、雨や曇りの日の、湿気の多い日が多いと思っていたけれど、そうでもないようだ。
白い腹や喉をかすかにヘコヘコさせながら、ピタピタと歩き回る。
羽虫を口で捕まえるときの素早さといったら、タタパッ、という感じである。
みごとなものである。

この種の生物があまり好きでない私は、最初現れたとき寒気がして、
夜中の楽しみのウイスキーもまずく感じたほどである。
慣れるのに少なからぬ時間がかかったと思う。
その間には、私の部屋の中を這っているヤモリを発見して大騒ぎしたこともある。
けれども今は、身をくねらせている白い姿といい、
4本の脚の先の、いかにもピトピト言いそうな吸盤つきの指といい、
なかなかかわいく観賞できる。

ふと疑問に思ったのは、なぜ毎年1匹なんだろう、毎晩1匹なんだろう、、?
今窓の外をピタピタ歩き回っているのが、十何年か前の子と同じとは思われない。
2匹一緒に現れたのは、ほんの2、3回に過ぎない。
毎年のように、しかも毎晩のように、1匹だけが現れるのが不思議である。
しかも、私の部屋は3階である。


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