TENSEI塵語

2002年09月21日(土) 市川崑

昨夜、スポーツニュースをハシゴしていた時だったと思うが、
きょうの夜9時からの「黒い十人の女」とかいう題のドラマの予告が再三流れて、
ぜひ見てみたいもんだな、と思ったのだが、土曜は市吹で見られない。
朝ビデオ予約してから出ようと思っていたのに、今朝になったらころっと忘れていて、
混成バンドの練習に行ってしまってからそのことを思い出した。
で、家に電話して子どもに録画を頼むか、誰か友人に頼むか、迷いつつ、
いったい何が魅力で、録画までしてみたいと思ったのか、
思い出して再確認しようと思っても、どうもよくわからない。
確かに小泉今日子がちらと予告に現れてそれにも惹かれたのだが、それでは弱い。
内容かな?と思ったけど、どうも内容に惹かれたとは考えづらい。
昨夜ふと予告を見て、衝動的に見たいと思っただけで、
冷静に考えれば大したドラマじゃなかったんだと、録画を頼むのもあきらめたのだった。

ところが、帰宅してビールを飲みながら新聞を見て、思い出した。
「監督 市川崑」に惹かれて、ぜひ見てみたいもんだ、と思ったのだった。
しかも、監督自身のリメークなんだという。
内容はちょっとした解説を読んで、おもしろいかどうか判断しかねても、
やっぱり見られなくて惜しいことをしたな、と思う。

実は、彼の映画はほとんど見たことがないのである。
ドラマ「木枯らし紋次郎」が大好きだったのである。中村敦夫が演じたやつである。
今でも、時代劇で1番好きなのは? と問われたら、「紋次郎」と答える。
ドラマのおもしろさだけでなく、精緻な画面作りから来る情緒がたまらなくよかった。
古いテレビドラマのビデオがいくつも売り出される中で、
どうして「紋次郎」はまだ出てこないのか、不思議な思いである。
それから、「犬神家の一族」などの、横溝正史シリーズである。
石坂浩二が金田一耕助を演じたやつである。
横溝正史の小説を読んでいても、美的なものはなかなか感じられないけれども、
市川崑が映像化したら、実に美しい作品になっている。
原作をはるかに凌ぐ作品、という感じである。

どちらも、この映画を作ったのは誰だ、このドラマを作ったのは誰だ、と見たら、
市川崑という人だった、という風に知ったのである。
それが、昨夜のように、この人の監督作品なら見てみたいもんだ、となったわけである。
そういえば、何年か前に、この人の映画をレンタルで借りていくつか見てみようと
企てたことがあったが、そのころは調べる術がなくてあっさりあきらめた。
今は、Web で検索すれば簡単である(実はもう検索してみた)。
レンタルでどれだけ見つかるかわからないが、見てみたいものである。


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