| 2002年10月02日(水) |
マーラー 交響曲第3番 メモ |
名古屋までコンサートを聴きに行くのは(しかも平日の夜だ)億劫だったけど、 去年のコバケンの「復活」があまりにも感動的だったので、 きょうのコバケンと名フィルのマーラー交響曲第3番も聴きに行ったわけである。
第1楽章は殊にマーラーのオーケストレーションの精緻さが魅力なのだが、 それを生の音で味わう楽しみを確かめさせてもらえた。 第2楽章は期待どおりに美しく歌い上げられていた。 第3楽章の長いポストホルンのソロは、録音で聴いてもそれほど魅力的でないのだが、 2階席で演奏するポストホルンは実に魅力的だった。 この曲はぜいたくな曲で、第5楽章のほんの4、5分のために(全曲は約100分である)、 少年少女合唱と女声合唱を使うが、瞬間、別世界に入ったかのような新鮮さである。 ただ、きょうの合唱は歯切れが悪くて残念だった。 第4・5楽章のアルト独唱もいまひとつ心に届いてくれなかった。
さて、いよいよ第6楽章の「愛が私に語ること」である。 コバケンのテンポは今まで聴いたうちでもっとも速いテンポだったけれども、 そのために感動が損なわれるわけでもなく、 相変わらず、感動するツボをしっかりおさえた演奏だったと思う。 弦楽器だけで歌い上げる部分で、弦楽器群の弓の動きを眺めていたら、 本当に音楽が波立ちながら高揚しているようで、これも生演奏の魅力だろう。
帰る道にも、帰ってからも、頭の中ではこの音楽が鳴り続けている。 再発見も多く、感動の連続のいい演奏会だったと思う。 マーラーは最高の作曲家であり、音楽の完成者だという思いをさらに新たにした。 ただ残念なのは、第1、3、6楽章の最後のところで(3カ所もある!!) ティンパニががむしゃらに叩きすぎて、オケの音を損なってしまったことである。 惜しかった。このミスさえなければ、手放しで讃美してもよかったのに。。。
大学時代には、マーラーの交響曲の生演奏を聴くことも夢のひとつだった。 あのころはまだ、ほとんどマーラーの交響曲を取り上げる演奏会はなかった。 とりあえず、2番3番と、さほど労せずして聴くことができている。 ありがたいことである。
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