TENSEI塵語

2002年11月08日(金) 冷酷な心

今朝、起きてから、何をする気にもなれないまま、ぼんやりしていた。
老人のように早寝早起きのHP仲間が早朝にHP更新したりカキコしたりするので、
それを回ってチェックするのが朝の日課なのだが、それもせずにぼんやりしていた。
きょうもまた、Sに対する腹立ちやイライラと格闘しなきゃいけないかと思うと、
何もかもがイヤになってくるのである。もちろん、仕事になんか行きたくな〜い、である。
でも、やらなきゃいかんことを増やされているわけだから、行かないわけにいかない。

気がついたらもう出かける時間になっていたので、慌てて出かけようとして、
あれあれ、珍しいことに今朝は娘がまだ起きてはいないではないか、と、
それを声かけて起こすのに少し時間を取られたりして、車に走ったけれど、
いつもよりかなり遅い出発となってしまった。ピンチである。
昨日は、定刻に出たけれど、途中、いろんな車に行く手を阻まれたりして、
ラストスパートが運よくクリアできたおかげでぎりぎりセーフしたけれど、
朝起きたときから怒っていたりするとろくなことがないね、と結論した。
Sには罪がなくても、すべてSのせいだ、となってしまうわけである。
今朝のも、自分の罪なのに、何もかもあいつが悪いんだということになってしまう。
結局今朝も、何とか巧妙に走ってぎりぎりセーフしたけれど、怒りの肥料にはなる。
そういう自分を客観的に眺めて、ますますイヤになり、
それでも自分の思いがどうしようもないのを自覚して、さらにますますイヤになる。

朝の職員打ち合わせの後、教頭が私のところにやって来て、すまなそうに言う。
「昨日の検査で潰瘍が見つかったそうです」
そうですか、たいへんですね、大事にしてあげないとね、などという思いは微塵もなく、
この上潰瘍だと?!! どーするつもりなんだぃ! という思いが渦巻く。
それで入院が延びるとは思わないけど、それを楯にまたずるずる休むかも、
という恐怖に襲われる。
普通の同僚が病気で倒れてもこんな風には思わないけれど、
いちど破裂した心はなかなか修復できないものである。
わかっていても、こらえてみようとしても、やっぱりダメなのである。

ある先生にその話をしたら、
「潰瘍のひとつやふたつは、(誰にでも)ある!」とこともなげに言っていた。
「そうだねー、医者に行く暇がないから見つからないけどさー」などといって、
それから潰瘍談義に入って、談笑していた。

5限目に自習監督に行ったクラスはSの担任のクラスで、
授業によってはグチャグチャになることがよくあるらしいクラスだが、
大鏡の一節の書き写しをやらせたら、ひとりも寝ずに(驚異!)静かにやっていた。
途中、職員室に戻ることが2回あったけれど、相変わらず静かに書いていた。
終わってから、ある男子生徒のそばに男女3人ほど集まって、あと3行ほど残ってるのを、
励まして書かせていた。ふだんあまりこういうことをしない生徒らしい。
書き終わったら、周りの子が拍手をして、本人は照れくさそうに笑っていた。
実に楽しい光景である。
よくよく見たら、彼が用紙の書く欄を間違えていたので、
せっかく珍しくがんばって書いたのに〜〜、というわけで大爆笑になった。
ふだん行かないクラスにこうして顔出してみると、いろいろおもしろいこともある。
それとSへの怒りとは別物なのである。


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