TENSEI塵語

2002年11月09日(土) 母の合唱コンサート

きょうは母が長年属しているおばさん合唱団の定期演奏会だった。
2年に1回のこの演奏会の時には、妻と娘もついてきて花束を運んでくれる。
もう75歳にもなっていて、隅っこで歌っている程度だけれど、
ほとんどこの団の誕生のころから在籍しているので、希少価値みたいになってるようだ。
他にもいろんな合同合唱や公募制の合唱にも加わったりして忙しくしている。

井戸清輔という合唱指揮者が30年も見てくれているので、着実に進化し続けている。
ヴォイストレーナーもいるし、20年目の伴奏者もいる。
コンクールにも出て、なかなか全国まで行けないと言っていたけれど、
今年は何のコンクールだったか、全国まで行けたようだ。
まあ、一応、どこにでもあるようなおばさんコーラスよりは、
かなりハイレベルな合唱をめざしている女性合唱団なのである。
40代が若手というほどの高齢な合唱だけど、おばさん臭い声はあまり聞こえない。

きょうの演奏曲は、宗教曲が1曲(5篇)、金子みすずの詩の曲が3曲、
新川和江の詩の曲が2曲、それから、休憩をはさんだ後半がおもしろかった。
後半の最初は「通りゃんせ」「金比羅船船」「南部牛追い唄」だったが、
尺八のアドリブ的な演奏と伴奏で、この尺八が一級品に聞こえた。
すばらしい音色である。特に、低音部の響きにゾクゾクするような魅力を感じた。
合唱の間に入り込んでも、ぜんぜん負けていない。
経歴を見たら、ひろおかわざんという人で、映画音楽も担当したことがあるという。
後半の後半は、「この空を飛べたら」「無縁坂」など4曲で、
こちらはピアノ伴奏にヴァイオリンソロを伴って、これも新趣向。
ヴァイオリンソロはイマイチだとしても、企画としては成功だろう。
私も、吹奏楽の演奏会にどのように吹奏楽とは違う音色を入れようかと腐心するたちである。

全体に、時間が知らぬうちに過ぎてしまう演奏会だったので、よかったが、
気になるのは、次の市吹の練習のための時間である。
娘を家に届けて、それからまた岩倉に走らなければならない。
駐車場を出る渋滞に巻き込まれては何時になるかわからないので、
終演と同時に駐車場にダッシュして、急いで車を出し、
やや遅れて急ぎ足でたどり着いたふたりを駐車場の通路で拾って、
ようやく群衆の姿が目立ち始めたばかりの駐車場をサーーッと脱出したのだった。

寒い日で、冷たい雨が時々降ってくる、雪の心配もしなければならないほどだったが、
会場は満席で、毎度ながら、おばさんパワーを感じさせられた。
ま、このレベルのコンサートなら義理で来ても得したという感じだろう。


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