2008年11月30日(日) |
初めて知った裁判員制度f^_^; |
ずーーっと、ほとんど無関心でいたのだけれど、 (休日もちゃんと休めないくらい忙しいのに 急に出廷せよ、なんて言われたって困るぞ、と思った程度。。 新聞等に詳しい解説が載っていても、めんどうで無視していた。 このあたりの心理は、忙しいときに余計なことが降りかかって、 放っといてくれ! と無視できれば無視したくなる気分と似ている) 昨日あたりから初年度の候補者に通知が届いているそうで、 新聞などでも辞退資格などについての記事を中心ににぎやかなので、 ついつい関心が向いてしまう。
「ほんとにやるのかよ」というのが、率直な感想であった。 何も、日本に「陪審制」を持ち込まなくても、、と思い込んでいた。
連想していたのは、「12人の怒れる男」を日本に置き換えた映画、 「12人の優しい日本人」。 自己矛盾だらけだったり、会議のルールを無視してばっかりだったり、 私情に囚われっぱなしだったり、判断不能だったり、表現不能だったり、 フィーリングでしか判断できなかったり、事なかれ主義だったり、、 それにまた、陪審員長に選ばれている男が、 有罪にするのが恐いから無罪にしているだけだったり、、、 いかにも日本人だったらこんなことになりそうに描かれていた。
もっとも、映画では、トヨエツが演じる無関心な青年が、 後半、にわかに推理に熱心になって真相へと向かって行くのだが、 そんな人物がたまたま加わればよいけれど、 また、あのヘンリー・フォンダのような「良心」がいればいいけれど、 (リメイク版ではジャック・レモンだった) そうじゃなきゃ、混迷きわまる真理無視の審理じゃないですか。。
そんなことをきょうまた思いながら、 名称も「陪審員制度」でなく「裁判員制度」だなぁ、と思いつつ、 検索して読んでみたら、、、あらあら、かなり誤解してたらしい。。 恥ずかしながら、今までほとんどまともに知ってなかった。
「証拠を全て調べたら,今度は,事実を認定し, 被告人が有罪か無罪か,有罪だとしたらどんな刑にするべきかを, 裁判官と一緒に議論し(評議),決定する(評決)ことになります」
あーら、びっくり、、、陪審員制度とぜんぜん違う。 裁判官3人と裁判員6人で評議・評決。 よくわからないときは、裁判官の見解に頼ってもいいわけだ。 それに、法廷への呼び出しについても、 戦時中の赤紙みたいな断固としたものを想像していたけれど、 最終の6人を選び出すまでには、いくつかの手続きがあるようだ。
それにしても、何でこんな大がかりなことを、、?
「国民のみなさんが刑事裁判に参加することにより, 裁判が身近で分かりやすいものとなり, 司法に対する国民のみなさんの信頼の向上につながることを期待」
え? それだけのことなんですか? ・・ちょっと拍子抜けしてしまった。
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