TENSEI塵語

2008年12月02日(火) 緑を破壊して参議院宿舎

あの懐かしい母校付近の紀尾井町の緑地(清水谷)を半分ほど潰して、
議員宿舎を移転しようとしている暴挙の報道は前にも接していたけれど、
都知事が断固突っぱねてくれてる間は大丈夫だろうと思ってたら、
きょう、ちょっと軟化傾向だそうで、不安が広がっているそうだ。

どう考えても、そもそもがとんでもない話だ。
なぜ、その場に建て替えではいけないのか?
庶民は、建て替えの時は窮屈なアパートで我慢するのだよ。
なぜ、都会の緑地を潰すことに無頓着なのか?
緑を大切に、が長年叫ばれ続けているこのご時世に。
そもそも、なぜ、議員用の住まいを税金で用意しなきゃいけないのか?
そんな国は、日本と韓国だけだと、以前読んだことがあるけれど。。

ニュースの映像で見たら、確かにベランダの鉄柵は、
ペンキが剥がれてサビが見えていて、老朽化はわかる。
けれども、こういうところに住んでいる国民はいくらでもいる。
国会議員の住むところじゃない、と彼らは思うかもしれないが、
それは根拠のない驕りでしかない。
安く住まわせてもらってるんだから、文句言うな、と言いたい。

建設費47億とか言ってたかなぁ。。
この不況対策にいろいろ税金の使い道が難しいときに、
こんなことを推進しようとする参院議員の神経がわからない。
弱小政党はとっくに反対を唱えていても、無視されているのだろう。
大きな政党の議員のあちこちから反対の声が出ないのが不思議だ。
ほんとに、その神経がわからない、っていうところだ。

いずれにしても、最悪、今あるところに立て直しにしてほしい。
それだけでも、充分すぎるほどの譲歩だ。
わざわざ清水谷を潰すなんて、もってのほか、無神経すぎる!
そんなことを待ち望んでいる議員なんて、国会議員の資格なし。


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