オーストラリアのラッド首相政権が1年目を迎えたが、 支持率は6割前後を維持したまま、11月末は6割を超えているという。 オーストラリアでもこれは異例のことだという。 (麻生首相支持率はこの2カ月ちょっとの間に着実に低下し、 盛り返そうという野心にもかかわらず、2割台に落ちこんだ)
ラッド首相といえば、核廃絶へ向けて新しい国際組織を作ると表明し、 そこに日本が参加してくれるよう、6月に来日して福田翁に要請した人で、 それに対し福田翁がどう答えたのか、よくわからないのだが、 「もちろんですとも! 喜んで」などと答えなかったのは確からしい。 その来日のとき、真っ先に訪れたのが広島だったという。 日本の歴代首相より、うんと平和への思いが強いと思われた。
1年前就任してすぐに行ったのが、前の保守政権が拒み続けていた 京都議定書の批准 イラクからの軍の撤退 先住民族への公式謝罪 約20カ国を訪れての外交(就任1年目としては最多)、、など。
彼も、今回の金融危機で、すでに「バラマキ」を発表したそうだ。 1人あたり、6〜8万円の「支援金」をクリスマス前に支給するそうだ。 4人家族だったら24〜32万円、、?? 来年3月以降になりそうな麻生政権の「給付金(還付金)」は、 4人家族だったら4万8千円〜6万4千円?
また今後5年間に、教育や医療分野の公共事業に一兆円近い拠出を決めた。 経済対策に教育・医療が来るわけ? 道路や議員宿舎じゃなくて?
・・・・こんな政権だったら、 今まで反政府的立場しか取れなかった私でも、支持します。
・・もっとも、今後は財政難も予想され、苦労しそうな気配だという。 国家の借金は、日本に比べどうなんだろう?
ちなみに、ラッド首相は、良家の坊ちゃんでも世襲でもなく、 貧しい家庭に育って苦学した人だそうである。
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