2009年01月07日(水) |
虐殺めいて来ていませんか? |
年明けてもイスラエルのガザへの空爆は続き、さらに地上戦へ。。 きょうは、3つの学校を攻撃したと聞いて、何てことだ! と。。
子どもたちが勉強しているところを攻撃したわけではないそうだけど、 民間人の避難所になっているところを攻撃したそうだ。 年末の空爆開始以来、民間人の死者は今回が最大だという。 安全を求めておおぜい集まっているところに攻撃したのだから。。
この学校は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が 運営する学校だそうで、UNRWAはイスラエルに、 学校(つまり民間人の避難所)の所在地を伝えてあるという。 そこ(約20校)には攻撃しないでくれ、という意図なのだろう。
イスラエルは、学校からハマスが攻撃してきた、 民間人を盾にして攻撃している、とハマスを批判し、弁解している。 学校での死者の中にハマス戦闘員が2人いた、とも言っている。 しかし、UNRWAは、 「学校に戦闘員などいなかったし、校内からの攻撃もなかった」 と反論している。 現場にいた一市民も、 「ここには自宅を逃れてきた市民しかいない。 なぜ攻撃されなければならないのか」 と怒鳴るように訴えたという報道もある。
それにしてもイスラエルの攻撃は、報復とか、攻撃阻止と言いながら、 極度の過剰攻撃ではないだろうか? 肩をぽんと叩かれて、ちょっと痛かったから、 相手を銃で蜂の巣にしてやった、くらいの報復に思われてならない。 きょうの学校攻撃に至っては、虐殺行為に近いのではないかと思う。 そして、その責任をすべてハマスになすりつけようとしている。
これがユダヤ教徒なのか? ヒトラーの迫害を受けて世界中の同情を買い、 シンドラーや千畝さんの捨て身の援助で命を救われた人たちなのか?
湾岸戦争の時も、イラク攻撃の時も、テロとの闘いについても、 その他すべての国際紛争に関して、いつも思うのだが、 戦闘員同士の殺し合いは、まあしょうがないとしても、 (もちろん、そんなこともやめてほしいのだけれど、、) 闘わざる民間人の殺戮については、厳正に裁判して欲しいと思う。 戦争は異常状態だから、民間人が死んでもおかしくない、というのが 世間の常識なのかもしれないけれど、そんなのは絶対おかしい。 戦争という異常な行為を抑制するためにも、 善良なる民間人の殺戮に関しては、厳正に処罰してほしいものだ。
空爆開始からのガザ地区の死者は600人を越え、 そのうち、160人以上が子どもだと言う。。。 160人の子どもたちが、イスラエルに爆弾を撃ったんですか? そんなわけないでしょ? なぜ、子どもたちに報復して、それを正当化できるんでしょうか?
【追記】
書き忘れましたが、 NGOの診療車も爆撃されたそうです。 怪我人も病人も助けるな! という警告なんでしょうか?
【追記】
だって、正常な社会だったら、 誰から見ても死んだ方がいいような悪人が殺されても、 犯人は罰せられるんですよ。 死ぬ理由のまったくない人間を殺しても罰せられないなんて。。
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