一平さんの隠し味
尼崎の「グリル一平」のマスターが、カウンター越しに語ります。
目 次|過 去|未 来
その28
チーフが一番心配したのは、その白い肌の顔に傷を付けたらと・・・
もう一つ、そのころの水商売の方は、たいがいウシロにスポンサーって言うか、
怖い男の人が付いてることがあって、おそらくチーフは、そっちの方も、とっても
気になっていて、それは必死で冷やしてました、直ぐに冷やしたのが良かったのか
少しだけ赤くなってただけで、女将さんも、笑いながら、
「ちょっと、化粧を厚めにすれば、わからないわよ」・・・・・(ふとっぱら!です!)
店を開けるのに時間がないからと、このエビフライを後で店にはこんで下さいとのこと
サランラップに巻いて、教えてもらった店に行くと、女将さんは、もう他のお客さんに
笑顔を振りまいて明るく働いていたのを憶えています、その時、プロの世界は凄い!
と、それなりに思ったものでした。料理を置いて帰ろうとしたら、
「店に帰ったら、チーフにあんまり気にせんといてって、言っといてね・・・」 「また、仕事の帰りにでも寄るようにって」
また・・・つぎの日
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