家族の幸せ3(最終)


 過去 : 未来 : メール 2003年05月25日(日)


後から振り返るとあの頃は私は精神的に疲れていた。
もう何も関わりたくなかったけど、大事な友達をほっておくわけにはいかなかった。


シンディーの旦那さんからうちに夜電話があった。


「あの。リホさん、何かシンディーから聞いてますか?何か怒ってるんです。
誤解なんです。陽子さんと話をつけたいので場をつくってもらえないでしょうか?」





イヤデス アナタバカジャナイデスカ




私は陽子が嘘をつくわけもないし、彼女自身浮気問題で悩んでいた人なのでシンディーの旦那さんの言う事を何一つ信じることはできなかった。


それよりもシンディーのことを心配した。


これから離れ離れに暮らす家族。
いつ一緒になれるかわからない、希望もない家族。
子どもを一人で守っていかなければならない彼女。
旦那さんを一人にしておいてまた遠くから浮気の心配をしなければいけない彼女。
自分の友達を誘惑する旦那を持った彼女。





5月の終わりにシンディーは国へ帰っていった。




そして陽子も旦那さんを転勤させるよう上司におねがいしてまた引越していった。



同時期に私は友達が二人遠くへ行ってしまった。



しかも






旦那の浮気が原因でっ!!






ウワキスルナラカンゼンニワカラナイヨウニシロヨ (違






話はそれちゃったけどシンディーの家族を見ていて家族が普通に一緒に暮らせると言う事は幸せなことなんだなぁと実感した。


一緒にいたくてもいられないなんて考えられない。


私なんてダーリンにかなり依存しているのでどうなるかわからない。

もっとこの幸せをかみ締めなくちゃ。





国へ帰ったシンディーとは今もメッセでよく話をする。

便利な世の中だ。



今まで何度もシンディーの旦那が国へ帰れるチャンスはあったようだがなかなかそれが実現できなかった。


でも来週とうとう一緒に暮らせる日がくるんだって!


今度はアメリカで暮らすそうだ。



今、京都で一人暮らしをしてきたシンディー旦那から電話があった。




「ありがとうございました。神は私たちを見捨てていなかった。」




私は彼の言葉にはちょっと引っかかるのだが、今度こそ一緒にずっと離れずに家族で暮らして欲しいと願う。





そして





No more Uwaki!

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