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子どもの気持ち |
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過去 : 未来 : メール | 2003年11月15日(土) |
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ココは20件くらいの小さな団地だ。 ほぼ同じ時期にみんなが次から次へと家を建て同じ時期に引越してきた。 そろそろそのハウスメーカーの保証する10年が切れようとするのでみんながどこが修理する所はないだろうかとチェックに余念がない。 今日、お昼の12時ごろにそのうちの一人のミホと同じ学年の女の子が遊びに来た。 「ミホちゃんって遊べる?」 「ミホは病気が治ったばっかりだから今日は遊べないんだけどカホなら遊べるよ。でもまだご飯食べていないから、食べたら○○ちゃんとこ行くから待っててね」 「わかった♪」 お詫びに焼きたてのスィートポテトを持たせてあげた。 そして1時間くらいたったらまた来た。 「カホちゃんはまだですか?」 私「ごめんね〜。まだちゃんと食べてないんだよ〜」 アイツラ ビデオ バッカリ ミテテ ゴハン ススマナインダモン・・・ 「ご飯食べたら家の中であそんでいいですか?」 私「え?ココだとミホの風邪が移るかもよ。」 「だって、うち誰もいないの・・・・・。」 その子のお母さんは市内の小学校の先生で、おばあちゃんは着物や化粧品を売る仕事をしている。 お父さんはなんらかの事情でいないようだ。もう長いこと一緒に住んでいない。 そのお父さんも隣町の中学の先生だったりするが・・・・。 今日はお母さんは仕事で、おばあちゃんは着物の展示会のチラシを一時間だけ配りに行ったと言うのだ。 私「じゃ〜。ココで待ってる?」 「うん♪」 ミホの風邪が移らないだろうかと心配したがもう熱もなく、食欲もあるので部屋に入れることにした。 そして今日は木枯らしが吹いて寒かったので家の中でビデオみたり、カルタしたりおやつ食べたりしてひとしきり遊ぶ。 私「ねぇ。○○ちゃん。もう2時間くらいたったからおばあちゃんにココにいること言っておいで。きっと心配してるよ。」 「わかった〜、行ってくる。」 でもまだおばあちゃんは帰ってきていなかった・・・・。 結局5時になるころ帰っていったがまだおばあちゃんは帰ってきていなかった。 私のシングルマザーの友達もよく小さな子どもを二人置いて仕事に行ったり、飲みに出かけたりしていた。やむを得ず置いていく場合もあるし、そうでない場合もあったと思う。 確かに子どもは早く自立し、何でもできるようになる。 でも。子どもはいつか自立し、いつか何でもできるようになる。。。。。 あの子たちは寂しかったんじゃないか。 ○○ちゃんも一人で部屋の中にいるのは嫌だといった。 うちにくるまで自分の家で一人テレビをみていた。 同じテレビをみるのも友達と一緒だと違うね〜と笑って言っていた。 |
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