着物の展示会


 過去 : 未来 : メール 2003年11月17日(月)


ご近所の人に着物の展示会に来てくださいと言われ仕事の後で66歳の友達(爆)とノコノコと出かけて行った。
行くには理由があるに決まってる。
「別にいるもんじゃないんだから見るだけでいいのよ〜。それに足袋がもらえてホテルのコーヒーチケットもらえるから。」と言われたから。
それだけ。
そのホテル4階の『ダイヤモンドの間』に行くとお客さんはほとんどいなかった。

もちろん私たちを誘った近所の方が一緒にいろいろ説明しながら廻る。
すぐにちょっと上品そうな着物をきたおばさまがよってくる。

「あら、お嬢様の着物なんかどうかしら?」

マダ チイサイカラナ・・・

「え?ご結婚されてらっしゃるの。お子様がみえるの。あら〜〜〜お若くていらっしゃる。」

営業トークとわかっていてもニコニコしてしまう。
私が着物を何一つ持っていないということを白状してしまったら。

「あら。ここの地方は着物はよく着るのよ。大事なのよ〜。どんなときでも着物を着るからせめて訪問着は必要よ〜」

私、結婚して9年だけれども着物を着なければならなかったことは皆無。

?????

そのうちこの色が似合うだの、この帯はすごいステキだのといろいろ持ってきてアレヨアレヨという間に私は着物姿に変身!!

「あら〜〜〜〜ステキだわ。よくお似合よ。これ鞄もすべてお付けしておいくらだと思われる?」

し・・・・・しまった^^;

こんなものを着せられたらすぐに帰れないじゃない。
必要なもんじゃないんだから見るだけでいいのよといった近所のおばさんも「そのときになってからじゃ遅いのよ〜」としきりに言っていた。

とりあえず言いたいことをみんな言わせておこうとふんふんと聞いた。
ローンでいいだの、自分のことに金を使えだの、着物は日本の文化だの、何で着物に興味がないのか?だの。

ま〜いろいろおっしゃっておられたわ。

オツカレサン

結局は「またこれからいろいろ勉強させてもらいます。」と適当なことを言って着物を脱がせてもらいやっとの思いでコーヒーを飲んで帰ってきた。

アホダナ ワタシ。

結婚するときに母は私に着物の事を聞いた。
嫁ぎ先のお母さんは『着物はほとんど着ないから持ってこなくて良いよ」と言ったので私は喪服だけ持ってきた。

でも母は「着物がなくて肩身の狭い思いをするといけないから」といって貯金通帳に100万円を入れて私にくれた。いつか着物が必要な時に使いなさいってね。

涙がでる話だね〜

数年たって母から電話があって





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( ̄□ ̄;)!!
どっちにしろ私のお金ではないのだから素直にそのまま通帳と印鑑を渡した。(笑

もう返さなくたっていいからね〜〜〜〜〜〜♪
当分着物を買うことはないだろうから。

注意:着物を買うことがダメだとか言ってるわけではありません。確かにステキな着物でした。ただ私には必要ないってだけのことです。

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