くもりときどき、はれ。
そら



 災厄。

ちらり寒空に、玄関の前。
鞄から家の鍵を取り出す。


チャラチャラ…という音に
ぶら下がっているキーホルダー。



「CAT'S」の文字。


劇団四季のミュージカル「CAT'S」を観た時に
記念に買ったものだった。

ミュージカルを観たのは
まだ、交通事故の後遺症が治りかけの頃だった。


昨年のうちに
10月頃だったか
あの人から連絡が来なくなる前に
一緒に来年年明けにミュージカルを観ようって
私はネットで2枚券を買った。


でも


あの人は裏切り、
私には悲痛にそのチケットだけが残り
高いものだったので
2人分払っていて戻すことが出来ないので
母とふたりで観にいったのだった。



私には苦痛だった。


哀しくてやりきれなかった。


どうして


どうして


あの人にこんな目に遭わされ
ここまで悩み苦しみ
無駄に過ごしていかなければならないのか。





交通事故になって仕事を辞めた


という理由を聞いて
辞めてから
歓ぶ人間はいるんだろうと想った。


私は決して誰かを陥れたり
おかしなことなんかしてない。


仕事でもそうだし
人間としてもおかしいことを
しているおかしな人間におかしいと言っただけ。


今の世の中っていうのは
そういうことすら逆恨みをされるのだろう。



私を恨んでる人からは

「あの人には天罰がくだったのよ」

と言われているでしょう。



だから、



だとしたら




ひろあきに天罰を。




私が受けたのだから
お願いだからひろあきにこそ災厄を。




教えて欲しい
返して欲しい



私のこの悩んだ時間を。

あなたは自分のためだけに私を犠牲にしたのよ。


償いもせず
幸福だけを掴んだあなたは




人としても最低だし

仕事をする上でも最低な人間だということを

私だけは知っている。





でもあなたは


今でも笑っているのよね。







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2004年12月01日(水)
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