天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

全部バラバラ - 2001年05月16日(水)

今日はいいお天気。

大きな窓の3分の2を占める空は真っ青で、ぽかぽかと白い雲が浮かんでる。雲は動かない。絵はがきみたい。・・・と思ったら、わからないくらいゆっくりのスピードで動いてた。窓から見える一番上の雲と一番下の雲とじゃ、動く速さが違うんだね。上の雲の方が速く動いてる。ふうん。今まで気がつかなかった。地球が丸いから? 違うのかなあ。気のせいかなあ。

ーぼうっと見てたら目が回りそうになった。
この大きな窓が好き。

昨日は夕方、近所のイタリアン・レストランでパニーニを買った。久しぶりの食欲。パニーニを半分食べて、夜中に残りの半分のその半分を食べた。とても正常な食欲とは言えないけど。

あのイタリアン・レストランも好き。
珍しくとってもイタリアンなイタリアン・レストラン。パスタのゆで具合もいいし、薄く焼いたピザのクラストも香ばしくって。

あの人と一緒にパティオでお食事したいな。そのあと向かいのジャズ・バーでライブのジャズ聴きながら飲むの。わたしはとろりと眠たくなって、あの人にもたれて「あー気持ちいい。酔っちゃった」って。それから心地よい風に当たりながら、手をつないでうちに帰る。アパートのドアを後ろ手にロックしたら、思いっきり抱きついて・・・抱きついてそのままゆらゆら抱かれていたい。ー叶わなくなった小さな夢。

だけど・・・
やっぱりもう少しここに住もうかな。ー優柔不断だな。


夢を見た。
大きなあひるがどこかのお家の門の前でバタバタもがいてる。翼が半分ちぎれてる。足も半分折れてて、折れた足の先が落ちている。雪が積もってた。あひるはもがいてもがいて、落ちてる足の先を半分になった翼で引き寄せて、残ってる自分の足にくっつけようとしてる。でもくっつくはずもない。わたしはすくんで動けない。あひるは悲しそうにわたしの顔を見た。抱っこしてあげたいのに、動けない。あきらめたのか、あひるは取れちゃった足の先をちぎれた翼の下に抱きかかえて、頭を落として眠るように目を閉じた。わたしは泣いた。「だめ。だめ。逝かないで。逝かないで。お願い」。声が出ない。泣き叫んでるのに、声が出なくて涙も出ない。のどの奥になにか固い爪のようなものがひっかかってる。「ああ、これ、あのあひるの水かきだ」。そう思いながら、「逝かないで」と必死で叫ぶ。声が出ない。声が届かなくて、あひるは目をさましてくれない。

目がさめて、キッチンにお水を飲みに行った。
時計を見たら、ベッドに入ってからまだ1時間しか経ってなかった。目が冴えてCDをかける。Third Eye Blind。ロックがこころにミスマッチ。痛いけど聴き入る。Deep inside of youー。わたしの存在は今も確かに deep inside of you 。きっと消えたりしない。だけどそこに隠れたまま。いつもただそのまま deep, deep inside of you 。・・・切ないよ。

切ないのにおなかがすいて、パニーニをかじった。

朝、近くの病院に面接に行った。
時間は過ぎる。人の気持ちなんかおかまいなしに、時は流れてく。だから、生きなきゃ。生活しなきゃ。しょうがないよね。

こころと行動と時間と、目に映るものが全部バラバラ。





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