天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

雪、降れ - 2001年11月26日(月)

そんな綺麗事を並べ立てた手紙なんか送れるはずもなく、短いメールを夫に送ろうと思いながら、コンピューターの前に座ったまま。何もこんな楽しい季節にわざわざ苦しみ合うことないじゃん、とか、ほら試験勉強しなきゃ、とか、言い訳考えながら躊躇してる。

楽しい季節は別にしても、ホントに勉強はしなきゃ。

感謝祭の週末が終わって、おばあちゃんちから帰って来たトレーシーがメールをくれた。送れなかったあのサンクスギビングのカードを、代わりに送ったふたりの友だちのうちのひとり。去年は、トレーシーの家族がターキーディナーに招待してくれたっけ。「どこにいるの? 電話して」ってメールを見て、すぐにかけた。ずーっと連絡してなかった。メールが来ても、返事してなかった。ここにまだ住んでるかどうかもわかんなくなって当然だよね。わたしって、友だち甲斐のないヤツ。なのに今度の日曜日にディナーに招いてくれた。トレーシーのママは暖かい。「みなしご」のわたしをしょっちゅうディナーに招んてくれた。わたしはいつも甘えて、作ってくれたお料理のレシピを聞いてた。

インターンの中で一番よく出来たトレーシーは、一番最初に仕事も見つけて、一番最初に試験も受けた。「まだ試験受けてないの」って言ったらびっくりされちゃった。「クリスマスまでに受ける? 無理だよー。時間ないじゃん」「どのくらい勉強した?」「2ヶ月はしたよ」。2ヶ月かあ、あのトレーシーで。じゃあ無理かもね、クリスマスまでに受けるなんて。ほんっとわたしってダメだなあ。インターン終わってから仕事も探さないで、ちょうど2ヶ月なーんにもしなかった。あの人に頑張れって言われながら。

でも、頑張ってみよう。頑張らなくちゃ、先に進めない。


昨日は雨だった。
そろそろ散り始めた色鮮やかな葉っぱたち、一気に雨に落とされればいい。
いつまでも綺麗でいないで。
ドアミラーに映る景色が、美しいまま小さくなってどんどん後ろに飛んでいく。
それを見るのが、もう辛すぎるよ。

いっそ雪が降って、景色を変えてくれればいいのに。
去年はもっと寒くて、10月に一度雪が降った。
それからも何度か雪が降って、その度にあの人が「いいなあ、早く行きたいなあ」って言ってた。そして、来てくれるはずだったクリスマスには来られなくなっちゃった。

あの人の大好きな雪が降って。
あの人の大好きな雪を見たい。
あの人の大好きな雪だから。
ただそれだけを思いながら、それ以外のこと何も考えずに、舞い降りて積もっていく雪を見ていたい。


今日はお休み。
昨日の雨なんかどこかに行っちゃって、また信じられないくらいお天気がよくてあたたかい。
窓からの陽差しを浴びてると、汗をかくくらい。

シティに出かけなくちゃいけない用がある。
出かけよう。
シャワー浴びて、シャキッとして、お出かけしよう。




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