月日は流れる - 2002年03月06日(水) ちょっと遅れてお昼にオフィスに降りたら、 机の上に、まるごとの大きなチョコレートケーキがでんと乗っかってた。 ぽっかり口を開けてたら、フィロミーナが大笑いする。 大きな体で抱きしめて、「おめでとう」って言ってくれた。 それからみんなが順番に、抱きしめてほっぺにチュってキスしてくれる。 仕掛け人はフィロミーナだと思ってた。 昨日病院から電話をくれて、試験のこと聞いてくれたから。 合格祝いのサプライズ・ケーキの仕掛け人はチーフだった。 先週ケンカしたのに、ちゃんとケーキなんか用意してお祝いしてくれた。 うちに帰ったら、前に住んでたところの友だちがおめでとうメールをいっぱいくれてた。それに紛れて日本から一通のメール。 お誕生日おめでとう! 今君がどんな環境で、どんな精神状態かなんて、 僕には本当のところはわからないけど、 僕はひとつだけ大切なことを知っている。 君っていう女の子は、いつも自分に正直で、 嘘な時間が許せない人だった。 でも、それをなかなか言えない気弱なとこがあるんだよね。 大切な時間を正直に生きて、 いつも素敵な人でいてください。 愛をこめて 2002・3.7 まだ女の子だったころに、6年間もつき合ってた人。 18の誕生日を迎えた直後に別れた。 少し時間が空いて、それからずっと友だちでいる。 わたしったら、嘘が嫌いだったんだなあ、昔から。 なのに、自分が嘘ついて壊しちゃった恋がある。 あのとき、「君は嘘をついてドクターを傷つけたって思ってるけど、傷ついたのは君も同じ。ほんとのことが言えなかったのは好きだからしょうがない」ってメールくれた。 ずーっと昔からわたしを知ってくれてて、ほんのときどきメールするだけなのに、ずっとわたしの気持ちをわかってくれる人。 でもさ、変わったとこがあるんだよ。 わたし、もう昔みたいにあんなに気弱じゃない。 ボスに楯突くくらい、気が強いんだよ。 月日は流れる。流れる。 そして明日、またひとつ歳を取る。 誕生日は、いくつになっても嬉しい。 -
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