アリシア・キーズみたいなシャツ - 2002年03月09日(土) 信じられないくらい眠った。 起きたらお昼の2時だった。 試験前の徹夜続きの疲れがまだ尾を引いてるみたい。 夕方から出掛けた。 自分へのご褒美買いに。 アリシア・キーズみたいなひらひらのシャツが欲しかったのに、 春のコート買っちゃった。 パンツも買っちゃった。 買ったパンツに合わせて、 やっぱりアリシア・キーズみたいなひらひらのシャツが欲しかったけど、 やめた。 もっとすっごいお気に入りを見つけるまで待とうと思った。 帰って来たらまた眠気に襲われて、 眠った。 あの人の夢を見た。 うっすらとした眠りの中でうっすらと見た夢に出てきたあの人は ゆらゆらゆらゆら揺れていて、 なんだかよくわからなかった。 夢の中のあの人と現実のあの人は 髪型も髪の色も、きっと全然違うんだろうな。 わたしのあの人の現実は、あの人とわたしの現実は、 ゆらゆらゆらゆら揺れててよくわかんないあの夢のようなもの。 「ねえこれ、アリシア・キーズみたいじゃなくない?」 って見せてあげられるわけでもなく。 「う〜ん。脱いで見せてくれないとわかんないよ。ちょっと脱いでみな」 なんて言ってくれるわけでもなく。 髪型さえわかんないなんてね。 そうだ。明日、髪を切りに行こう。 そうだ。家賃を払わなきゃ。 電話代も電気代もケーブル代も払わなきゃ。 ああ、アリシア・キーズみたいなひらひらのシャツどころじゃないかもしれない。 コートもパンツも買ってる場合じゃなかったかもしれない。 お昼はあんなに穏やかなお天気だったのに、今ものすごい風が吹いてる。 あんなに眠ったから眠れなくなった。 風の音が怖くて眠れなくなった。 眠れなくなった。 -
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