天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

まあいいか - 2002年03月15日(金)

ドリーンと旦那さんのジョンと、おちびちゃんのメグが、国家試験の合格祝いにってスパニッシュ・レストランに連れてってくれた。

わたしは南米のスパニッシュフードよりスペインのスパニッシュフードが大好きで、スペインのスパニッシュ系のジョンのおじさんが経営してるっていうそのスペインのスパニッシュ・レストランに、行きたいなあってずっと思ってた。

ビレッジとシティの郊外にレストランはあって、ビレッジの方のは日本の旅行ガイドにも紹介されてるらしい。「日本人の観光客でいっぱいなんだよ」ってジョンが言ってた。「じゃあ今度日本のガイドブック見せてもらって、『ここ、あたしの友だちのだんなさんのおじさんのお店なんだよー』って自慢するね」って笑って言ったら、「してして。自慢して」ってジョンが真面目な顔で言った。日本から友だちなんか、ほんとは誰も来てくれないんだけど。

連れてってくれたのはドリーンのうちから近い、シティの郊外の方のお店だった。
スパニッシュが好きって言ったってパエヤとかカラマリとかしか知らなくて、ジョンとドリーンが注文した知らないお料理がおいしい。名前なんか全然覚えられなかったけど。

食事が終わってお手洗いに立って戻って来たら、ジョンのおじさんがなにやら運んでくる。メグのデザートかなって思ったら、わたしの前に置かれたそれは、大きなお皿に乗っかったフランだった。灯のついた蝋燭が一本つき立てられてて、突然ドリーンとジョンとおじさんとお店の人たちが、メグも一緒に、ハッピーバースデーを歌ってくれる。すっごい驚いた。だってもう一週間経ってるよ。今日は合格祝いって言ってたじゃん。それにお店の人もおじさんも、わたしの発音しにくい名前ちゃんと入れて歌ってる。大きなお皿のふちに、「HAPPY BIRTHDAY」とわたしの名前が、チョコレートソースで書いてある。オーマイガーオーマイガーオーマイガーオーゴッシュオーディアって、ものすごく驚いた。ドリーンが「やった!」って言いながら、大笑いしてた。

こういうのって、ほんとにいくつになっても嬉しい。

お酒なんか一滴も飲まなかったのに、帰りの車の運転が眠くて眠くて、うちに着いたとき、「ああ事故しなくてよかった」ってほっとした。


あの人は土曜日の朝から日曜の夜まで、泊まり込みで仕事って言ってた。
「仕事だけど、電話してくれていいよ」って、あのあと妙に優しかった。
「いいよ、そんなこと言ってくれなくったって」なんてまたカワイクないこと言ったら、「まだ怒ってるの?」って聞いた。

怒ってなんかないよ。怒るなんて、あなたに対してそんな感情、ほんとに持ったことないんだから。怒るんじゃなくて、こういうときはね、わたしは悲しいの。

わたしってそんなに自分のことしか考えてないのかな。いつだって心配してるのにさ。頑張ってって思ってるのにさ。あなたのことしか考えてないじゃん。意味違うのか。


わたしは明日も日曜日も仕事。
あの人の日曜日の晩に電話くれるって言ってたけど、わたしの朝だからまたすれ違いかもね。

まあいいか。
今声聞きたいけど、我慢しよ。
今日は楽しかったから、
まあいいか。


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