いやだって言ってるのに - 2002年03月19日(火) 5日ぶりに話した。 嬉しかった。 嬉しくて、泣いた。 でも おかしいよ。 わたしの中に誰かがいて、 そういうのってよくあるけど、 ソイツがね、 もうあの人の声も聞けないで このまま会うこともなくなる日が来ることを ちゃんと準備しろって言ってる。 ううん。 言ってるんじゃなくて、 そういうことならよくあるんだけど、 ソイツったら 勝手に準備を始めてる。 わたしはそんなのイヤなのに。 絶対イヤなのに。 いやだって言ってるのに、 「いいじゃん。 ずっと愛してるんでしょ? 会えなくたって声も聞けなくなったって、 こころはずっと愛し合ってるんでしょ? だったらいいじゃん。 あの人結婚するんだよ。 彼女がいて幸せなんだよ。 なんであんただけ がんじがらめになってるのさ。 わかるけど、 いつか突然電話も出来ない日が来るんだよ。 そのときにまた おかしくなるくらい泣くんだよ。 もういいじゃん。 もう十分じゃん。 今から準備して少しずつ泣けばいいじゃん。 ほら、準備するよ。 あんたが何て言ったって準備するからね。」 って、 わたしの意見も聞かないで、 勝手にそう言いながら 勝手にもう準備を始めてる。 そしてソイツがあの人に聞いた。 「もう聞かないから。 コレが最後だから。 だから聞くけど、 6月までに会いに 来てくれないよね?」 「行くって言ってるじゃん。」 「6月までだよ。」 「・・・。そのあとじゃだめなの?」 「だめ。だめなの。だめ。」 「・・・。」 来られないんだよね? ってソイツが念押したら、なんとかするってあの人が言って、 いいよ、いいんだよ、ってソイツが言って、あの人が、わかった、って言った。 電話を切ったら ぼろぼろぼろぼろ涙がこぼれて落ちる。 なんで6月までなの? ってソイツに聞いたら だって7月に引っ越しするんじゃん、ってソイツがわたしに答える。 いいチャンスだからさ、もうそれを区切りにするって決めたんだよ。 って、ソイツがわたしに言う。 ソイツが勝手に準備始めてる。 いやだって言ってるのに、 聞いてくれない。 いやだって言ってるのに。 いやだって言ってるのに。 いやだって言ってるじゃん。 -
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