天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

キス - 2002年06月06日(木)

昨日、またあの「住みたいところ」に行ってきた。
このあいだ行ったメイン通りから外れたいくつかの大通りも見てきた。
図書館があった。映画館もあった。
オープンハウスしてる賃貸アパートがあって、そこを見に行くはずだったのに、
住所の31ストリートを31アベニューと間違えちゃってその上31と21を間違えて、
車でウロウロしてるうちに時間に間に合わなくなった。
仕方ないからカフェでサンドイッチ食べてコーヒーを飲んでから、
不動産屋さんに一軒行ってみた。
相場よりコミッションが高かったけど、登録だけした。
なんとか不動産屋さん通さずに見つけなきゃ、ブローカー費がもったいない。
見つかるかなあ。まだ時間はあるけど・・・。

帰ったらジェニーが電話をくれた。
ジェニーは「ごはん食べたの?」って聞く。
「あたしは今日はお魚料理して食べたよ。ってホントはおねえちゃんが作ってくれたんだけどさ。アンタは何食べるの? 食べなきゃダメだよ」、「金曜日あたし休みだから、ビーチ行く?」、「考えたらダメ。仕事はみんなでちゃんとアンタの病棟カバーしてるからさ」って、
あったかい。

ローストココナッツをまぶしたマシュマロがおいしくて、そればっか食べてたけど、
ちゃんとごはん食べよっかって思って、昨日は珍しく和食を作った。
っていっても、まえーに父が送ってくれた真空パックの五目釜飯とインスタントの練り味噌のおみそ汁。国家試験受ける前に「陣中見舞い」とか言って送ってくれたヤツ。一緒に送ってくれた味付けのりを細く切ってごはんにのっけて、乾燥ワカメをおみそ汁に足して、殻付きの山椒を胡椒挽きで挽いてかけたら、おいしかった。
ものすごい久しぶりの日本食がホントにおいしかった。全部賞味期限切れてたかもしれないけど。

昨日はレコーディングの最終日だから電話出来ないと思うってあの人は言ってた。
やっぱり電話はかかってこなかった。
雨が降り出して、日曜日のドクターのキスばかり思い出してた。
治りかけのかさぶた、自分で剥がしちゃったよ。平気だと思ってたのに、疼く。

あの人にかさぶた剥がしたところ舐めてほしくて、たまらなくなった。
あの人が日本に置いてった携帯に「声聞きたいよー」ってメッセージ入れようとかけたら、「お客様の都合により・・・」って機械のおねえさんが言った。携帯代支払わずにアメリカ来ちゃったんだ。
悲しくなった。チビたちが一緒になってミャアミャア鳴いた。


おとといはフィロミーナが電話をくれた。
その前はドリーンが電話をくれた。
みんな心配してくれてた。強制休暇中のわたしのこと。

今朝、弁護士さんから電話があった。
審査にパスしたって。
よかった。
そのまま病院のボスに電話を繋いでくれて、わたしは明日から仕事に戻れることになった。
よかった。

よかったのに、なんか変。まだかさぶた掻きむしられてるよ。

あの人のキスを思い出そうとしてるのに、ドクターのキスが被さってくる。
もういいよ。もういいよ。もういいよ。
あの人の声が聞きたい。キスして。
電話のキスが欲しい。





-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail