キラキラ - 2002年06月13日(木) メイリーンのおばさんが、ベイスメントを借りてくれる人探してるっていう。 昨日、見せてもらいに行った。 家賃が安い上に光熱費も水道代も込みだから、どこにもアパート見つからなかったときのためのバックアップにしようと思ってたけど・・・。 ベッドルームはここの半分くらい。リビングルームは3分の2くらい。キッチンは3分の1くらい。クローゼットなし。 贅沢言ってらんないかもしれないけど、ここにあるもの全部入れたら半分以上塞がってしまいそう。 それに、ベースメントにしても窓が小さすぎる。 天井も低い。 バスタブがなくて、シャワーだけだし。 ぎゅうぎゅう詰めのところで、外が見えない窓からお庭の草を眺めて、アワアワのお風呂にも入れなくて息が詰まりそうになって暮らしてでも、生活費をうんとセーブ出来るメリットを取るべきなのか考える。 だめだ。 住む空間って大事だもの。 例えば、あの「住みたいところ」はあきらめられても、生活のスペースは妥協出来ない。 外から帰って来たときに、ああわたし素敵なお部屋に住んでるな、って思えなきゃいやだ。ひとりで暮らすんだから、なおさら惨めな思いはしたくない。 ぎりぎりでもやっていける範囲で、納得出来るとこ見つけなきゃ。 あの場所には固執しないことに決めた。 病院から今より近いところなら、少なくとも通勤時間がセーブ出来る。 そして今より賑やかなところなら、淋しくない。 家賃が上がってここに住めなくなる以上、 環境をいい方に変えて、自分の時間を増やして、わたしはもっと生き生きと暮らしたい。 「僕の電話ばっかり待ってなくていいんだよ。きみはきみの生活をしてて」。 あの人はそういうけど、待っちゃうんだから。 だけど、そんなの嬉しくないよね。 わたしが自分の時間を生きてなくちゃ、あの人は安心出来ない。 Dr. バークが、彼女が住んでる辺りがいいとこだから週末に案内してくれるって言う。ナースのナターシャが、自分のアパートのビルに空いてる部屋があるらしいから管理人さんに聞いといてあげるっ言ってくれる。 「7月の終わりまでに見つかんなかったらどうなるの?」ってミズ・ベンジャミンが聞く。 「猫ふたりと、とりあえず野宿。」 リースを更新しない手続きをもう済ませたから、ここは7月いっぱいで出て行かなきゃいけない。 「アンタこないだ失業しかけたと思ったら、今度はホームレスになるの?」だって。 シャレになんないんだってば。恐くなるからやめてよ。見つかんなかったらどうしよう? 暢気なんだか強気なんだかいつも「何とかなるよ」って思ってきたわたしは、一体どこに行っちゃったんだろ。 あの人が「これからテストだから、頑張ってって言ってー」って電話してきた。 キーボードのインストラクターの資格をアップグレードする試験を受けるらしい。 昨日までの意地悪な気持ちが一気に吹き飛ぶ。 「頑張って。・・・ドキドキしてる?」 「ドキドキしてるよー。落ちたらどうしよ。」 「大丈夫だよ、あたしがついてるから。絶対受かるって。あたしが受からせてあげる。」 スゴイこと言っちゃった。 あの人は「フフフフ」って笑った。 でも大丈夫なのはホントだよ。 やっぱりわたし、あの人に愛をいっぱい届けていなくちゃいられない。 いつでもキラキラ生きてる人。 わたしもキラキラ生きたいよ。 別々のとこで、別々のことしながら、ふたりで別々に輝いて生きていたいな。 そうすれば遠くにいても、見えるよね。 わたしにいつもあなたが見えるように、あなたにもわたしが見えるよね。 キラキラ生きられる場所、見つけなきゃ。 -
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