天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

もうそろそろ - 2002年06月25日(火)

右のレーンをすごいスピードで走って来た車が、わたしの車すれすれに、そのまま猛スピードで目の前に突っ込んできた。絶対ぶつかると思った。思いっきりホンクして急ブレーキをかけた。車は一瞬スピードを落としたけど、ブオーンと大きな音を立ててふかして行ってしまった。ぶつかんなかった、よかった、ってほっとした瞬間、ドンと音がして体が座席の背に投げつけられた。やられた、と思った。ため息が出て、力が抜けて、そのまま座席にしばらくもたれてた。ルームミラーをちらっと覗いたら、後ろの車の人が無表情な顔をして映ってた。出て来ないから、諦めてシートベルトをはずして車を降りた。

わたしの車はなんともなかった。バンパーがちょっとだけでこぼこになってたけど、はじめからそうだったのかもしれない。後ろの車はビューイックかシボレーか、そういうのの80年くらいのオンボロの車で、乗ってた人は、気の弱い昔のロックシンガーみたいな風貌のひょろひょろのおじさんだった。ライセンスプレートがボコボコになってた。オンボロのアメ車もそれだけみたいだった。

「大丈夫?」って、やっと降りてきた昔のロックシンガーが聞いた。「さっきの車、見たでしょう?」「ヤー。きみのせいじゃないよ。車はなんともないみたいだから、きみさえ大丈夫なら・・・」「わかんないけど、今は大丈夫」。おじさんは自分の車の前を覗いてからちょっと肩をすくめて、こんなのなんでもないって顔をした。大きなハイウェイだったけど高速じゃなかったから、歩道にいた人が何人か見に来て、みんなが「きみの車は全然平気だよ」ってわたしに言った。おじさんがもう一度「きみはほんとに大丈夫?」って聞いてくれて、「大丈夫だと思う」ってにこりともせずに答えた。めんどくさいのはやだから、そのまま車を出した。

うちに帰ったら腕と背中と肩と首が痛くなってきた。体が重くてだるい。でも、アパート探しで最近疲れてるせいかもしれないし、よくわかんない。

今日も仕事が終わってから、デイジーのいるあの家の周辺の様子を車で見に行って、その帰りだった。


昨日見に行ったアパートは予想よりずっと素敵だった。
ここほど広くはないけど充分な大きさだし、四角いキッチンもダイニングスペースがあるのも、天井がものすごく高くて縦長な窓がたくさんあることも。
「住みたいとこ」のど真ん中にあるのも、小さいけど赤い煉瓦の建物なのも、理想の通りだ。
今より家賃が高いけど、車のガス代を考えたらその分が浮く。デイジーの家の一階も完全にプライベートではあるけど、誰かのお家の一部ってよりビルのアパートの方がもっと完ぺきにプライベートだし。

また迷ってしまって、もうわかんない。
誰に聞いたら教えてくれるんだろう。わたしはどこに住むの? どっちに住んだほうが幸せになれるの? わたしは幸せになれるの? いつ? もう決まってるんだよね。教えて欲しいよ。


悪いことばっか。
そんなふうに思うのはよくないってわかってる。
でも、もうそろそろいいことがあったっていいじゃん。
・・・まだダメなの?


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail