遠いね - 2002年06月26日(水) 口をついて出てくるのは、嫌味と意地悪ばかり。 ヒドイこといっぱい言って、あの人を悲しませて、 「もう電話しない」って言った。 「もうかけて来ないで」って言った。 もう絶対に電話しないって決めた。 昨日そう決めて、ほんとに電話しなくても平気になれるかどうか試してみようと思ってた。 平気にならなくちゃ。 あの人の電話とあの人が来てくれる日を バカみたいに待ち続けたこのアパートを出て行って、 新しいところで暮らし始めたら もう待つことは忘れる。忘れなきゃ。 なのにもう今日、わたしの手は電話を握ってわたしの指は勝手に番号を押す。 昨日の電話があんなに苦しくて、 あの人に助けて欲しかった。 留守電になってる電話に、助けを求めてわたしは10分おきに番号を押す。 やっと鳴った電話に飛びついたのに、声が出ない。 「かけてくれた? 電話していいの? もう電話してもいいの?」 あの人がそう言って、わたしは悲しくて返事が出来ない。 わからない。わからないの。 あの人に苦しめられてるわたしをあの人に助けて欲しいと思ってる。 間違ってるよね。 だけどあの人しかだめなの。あの人にしか助けてもらえない。 遠いね。ほんとに遠いね。 時間も距離もほんとに遠いね。 あの笑顔を見て この手で触れて その腕に崩れ落ちてしまいたい。 遠いからだめなんだよね。 そう思いたい。 そういうことにしたい。 -
|
|