心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年01月05日(土) 委員会

いつもながら、委員会は疲れます。
今日は雪でしたから、あまり多くのグループが集まらないのでは? でも、結局全グループがそろいました。委員会が始まる前は、いつもながら和やかな雰囲気につつまれています。でも、委員会が始まると・・・・あるメンバー曰く「どんなに揉める会社の会議だって、こんなに辛らつな言葉の応報はあり得ない」。やはりアルコホーリクは感情の病気です。みな真剣なのは確かです。感情的になりすぎて、酷い言葉が出てくるというのとは違います。でも、「自分の考えのほうが正しい」という思い込みをベースに、思い通りにならない苛立ちが吐かせる言葉は、辛らつという形容を超えることもしばしば。とくに、集まった献金をどう使うかという話になると、すんなり決まるような場合なんてめったにありません。
それでも、初の女性議長が、獅子奮迅で多数の議題を定刻の90分で消化してくれました。ミーティングのテーマに「謙虚」とかが選ばれるのには、立派な理由があるのです。今年一年書記を勤めさせていただきますが、それも議事録を取っていれば、黙っていられるだろうという考えなんですが、いざ自分も関係ある議題になると、議事録なんてほっておいて、口角泡を飛ばしていたりします。
9時を過ぎると、降って解けた雪が凍り、面白いように道が滑りました。心が疲れ、いらいらしています。全体サービスへの参加なんて、つくづく損な役回りだななんて思ったりします。「みんな病気だよ」とつぶやいてみたり。でも、僕がこうして帰宅して風呂に入り、モルモットを運動させた後に、くつろいでパソコンの前に座っている間も、凍てついた帰路を急いでいる仲間もいるのです。彼女が家に着くころには日付が変わっているでしょう。
それを思い出すと、自分だってひどい感情の病気持ちだって気がついたりするのです。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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