心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年02月26日(火) 喪失

らいでんグループの書きかけの地図を失いました。
いつもはZIPの100MBのディスク上で作業をしています。会社のPCにも、自宅のPCにも、ノートパソコン類にもすべてZIPドライブが装備されていて、どこに移動しても作業が継続できるというのが、僕の環境です。で、そのZIPディスク上のデータは、HDDにコピーしておくのが習慣です。データの編集は、ZIPディスクのを取り扱い、HDDはあくまでバックアップ用です。ところが、間違ってHDD側のデータを編集していたのに気づきませんでした。そう、せっかく編集した地図データが、ZIPの古いデータで上書きされてしまったのです。
不思議なことに、怒りとか憤懣とか、喪失感とかは発生しませんでした。かわりに、すこし陰気な諦念が訪れました。まあ、また書けばいいのです。どんなに頑張っても(データ復旧ソフトを使っても)失ったデータは返ってきません。あがけばあがくほど、自分が苦しくなるのは経験から学んだことです。
20年近くパソコンを使ってきて、今手元にあるデータはここのところ6年ぶんぐらいです。ファイルひとつ失ったからなんだというのでしょう。まあ、前回9か月分のデータを一挙に失ったときは、心が平静を取り戻すのに、かなり時間がかかりましたが。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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