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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年02月28日(木) 何が幸いするのかわからない 病院でやっているミーティングに参加しました。
いちおう「地区でやっているミーティング」という名目なのですが、地区委員会では「病院メッセージ」として、グループの輪番で維持されています。
今回は僕のグループの番でした。
いつもどおりに序文を読み、病院の外から来てくれている仲間に、ハンドブックの3章を読んでもらって、分かち合いを始めました。テーマは、平安の祈りから「自分に変えられないもの」。外から来ているメンバーは、僕を含めて3人。病院の治療プログラムの一環としてミーティングに出席している患者さんは、あまり話したがりません。でも、今夜は違いました。ある女性の方が、残りの時間のほとんどを独占してしまったのです。僕も司会として、「そろそろまとめてください」というお願いを一回いれたのですが・・・。司会の力不足と言われればそれまでですが、あまり良い雰囲気のミーティングにはなりませんでした。
地元の仲間ふたりは、「病院で強制的に参加させられている患者さん相手のミーティングをしても、そこから力をもらうのは難しい」と言い、病院の外にミーティング会場を作るほうへと話が転がっていきました。たとえ、ふたりだけのミーティングになっても、酒を止めたいと願う人の集まりがAAじゃないか、と。
そう。それって「伝統3」に従って解釈すると、立派な新AAグループの誕生じゃないですか。
帰りの車の中、「ヒョウタンからコマ」という言葉と、「Higher Powerの配慮」という言葉のどっちがふさわしいか、ちょっと考えてしまいました。
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