心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年04月24日(水) 旅先でAA

一泊二日の出張でした。
とある製品の使い方のトレーニングコースという名目で、一日半、ディスプレイとにらめっこでした。初日は4時半に終わってしまったので、ホテルにチェックインしてもまだ時間があります。夕食にふさわしい店がなかなか無くて、一緒に行った同僚と、駅周辺をだいぶ歩いてしまいました。落ち着いたのは、うどんがメインメニューのファミリーレストランでした。そこを出ても、まだ6時半だったので、駅まで戻ったところで、「ちょっと友人と連絡が取れたので、会ってくる」と言って、同僚と別れました。
電車でふた駅110円で、ミーティング会場最寄りの駅に到着です。そこから歩いて5分のところに会場はありました。夕暮れの中に「AA」と書かれた看板がかかっているのを見るたびに、なんだか「ほっ」とした気持ちになります。中に入って、献金箱にお金を入れ、コーヒーを自分で入れて飲めば、「新しく来た人」ではなく、「どっかヨソのグループの人」だとわかってくれます。
ビッグブックミーティングで、仲間が7章を読んでいました。
それが終わると明かりが消され、一本の大きなろうそくに火が灯され、キャンドルミーティングが始まりました。初めての体験でした。見知らぬ人々、僕は名前も顔も覚えませんでした。次に会っても、判らないでしょう。それでも、確かに僕は、彼らから「何か」をもらったのです。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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