やるきまんまんの日記
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2008年08月10日(日) |
今週の見通し・為替 ドル高の流れが続く |
今週の円相場はドル高の流れが続きそうだ。欧州やオーストラリアで景気減速への懸念が強まり、これまで大きく売られていたドルを買い戻す動きが広がっている。市場参加者の予想は1ドル=108―111円台が多い。 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は7日の記者会見で、欧州景気の下振れリスクに言及。これを受けた8日の外国為替市場で、ユーロは対ドルで5カ月半ぶりに1ユーロ=1.49ドル台まで下落した。円もつられて対ドルで売られ、7カ月ぶりの安値となる1ドル=110円台に乗せた。 市場の関心が米国以外の景気動向に向き始める中、注目は14日のユーロ圏とドイツの4―6月期の国内総生産(GDP)統計だ。実質成長率が市場予想を下回れば、ユーロ売りに拍車がかかり、相対的に上昇するドルが全面高になるとの見方もある。原油安もドル買い材料だ。 13日には日本の4―6月期のGDPも発表される。マイナス成長なら円売りが出やすくなる。一方で110円台では輸出企業のドル売りが強まり、円を下支えする可能性もある。
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