やるきまんまんの日記
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2008年08月17日(日) 今週の見通し・為替 ドルの買い戻し優勢か

 今週の円相場はドルが堅調な地合いが続きそうだ。市場はどの国の景気が最も弱いかを見極めており、かろうじてプラス成長を維持している米国が相対的に優位な状況だ。市場参加者の予想は1ドル=109―113円とやや円安・ドル高に振れるとの声が多い。
 先週はドル高の流れが続いた。ユーロ圏15カ国の実質経済成長率がマイナスに転じ、ドルは対ユーロで約半年ぶりのドル高水準となる1ユーロ=1.46ドル台まで上昇。対円でもドルを買い戻す動きが強まった。
 市場では「ドルの買い戻しが続く」との声が多い。円もドル以外の通貨に対して強含んでいるため、円は対ドルで下げ渋るとの見方もある。一方で急速なドル高には警戒感も出ている。特に個人投資家が外国為替証拠金取引(FX)を通じて、割安になったユーロや豪ドルを買い戻す動きを強め、ドルの上値を抑える可能性もある。
 商品相場の動向も焦点だ。原油価格のほか金価格も大幅に下落し、豪ドルなど資源国通貨を売り、ドルを買う材料となった。商品価格の調整が続けば、ドル買いを後押しするだろう。


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