本物の春には敵わないけれど<小春日和
秋の一日は暮れるのが早いとは言え、 のんびりと過ごせる暖かい日が続いて、本当にうれしい。
スーパーの店頭には山積になった漬物用の白菜やキャベツ。 最近ではグッと減ってしまったけれど 軒先や庭の竿に干してある、大根や蕪。
母が元気で若かった頃は胡瓜を洗ったり大根の皮を剥いたり・・ と良く手伝わされたものだった。
漬物が嫌いで食べないのに「どうして手伝わなければならないのか?」 と不服に思いながら冷たい水を我満しながら黙々と作業をしてた。
一冬中に食べる漬物を樽に幾つも漬けた。 今みたいに温暖ではなかったから物置に置いている間に 貯まった水分が凍った樽から食べる分だけ取り出す時に難儀したっけ。
で、その時も漬物を食べないのに 「なんで冷たい思いして取り出さなくちゃならないの?」 と、臭くなる手を気にしながら良く漬かった大根を取り出したりしてた。
そんな事も、今では懐かしい
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