JERRY BEANS!!

2004年12月04日(土)

意識を、魂の方に集中すると、見えるのは白。
何もかも真っ白で、…確かな輪郭が薄れる。

途方も無い虚無感。怖いほどの、消失感。


意識を、肉体の方に集中すると、見えるのは黒。
なにもかも澱んで、現実という暗さに押し屈められる。

言う事をきかない私の躰。役に立たない時間。


貴方を想う時、ガラスのように、冷たい壁がそこにはあって、
向うの貴方を見たいのに、白も黒も邪魔をする。

美しいバランスを保つ事。それが「透明」。
ガラスの壁の内側に、厚かったり薄かったりするその内側に
白や黒が交じり合っていて、私はそれが透明になるのを待つ。

貴方に逢いたい。

両手をついて、額をこすりながら、その向こうに居る貴方を見ること。

そちらには行けない。

それでも、…ガラスの向こうの貴方に、…やっぱり、恋焦がれている。


 < 過去  INDEX  未来 >


nana [HOMEPAGE]

My追加