このまま、雪に沈んで真っ白なまま消えて行けたらいいのに。この手が全てで。この目が全てで。他には、もう何もない。あと何夜こうして眠るのかしら。どれだけ降れば、貴方は私を埋めてくれるかな。真っ白。真っ白。鳴らない電話来ない手紙帰らない人そんなものばかり、待ってしまう。触れれば溶ける、貴方の手。最後には、無くなってしまうのだろう。