2005年01月17日(月) |
Conclusions |
どうしても、用事があって、それを理由にあの人に電話をかけた。
以前と同じように、取ってなどもらえなかったけど。 呼び出し音が鳴る間じゅう、手が震えた。 掌にぐしゃぐしゃに汗をかいた。 やっぱり、あの人が怖くて。
話す事も、無視されることも。
相手にされたら、多分先へ進むことが、 相手にされなければ、そこに留まることが恐ろしく思う。
結局どこにも行けないから。
誰かを好きになってもどうにもならない事、 だけど、誰かを想う気持ちを抑制できない事。 多分あの人も同じ気持ちで誰かを想っていたんだろう。 どうしようも、無い、恋で。
昨日は、偶然にもあの人が好きだった人の名を知った。 妙に納得して、…だからこそ前の環境から離れたんだな、と思った。 側に居たら、気持ちが減らないことを、あの人は、多分。
誰かを想う気持ちが、必ずしも誰かを幸せにしないこと。 「そういう恋もあるよ」と言った時の、彼の声を思い出した。 今になって、やっと霧が晴れかかって。あの、声で。
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