想
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2002年12月31日(火) |
少しだけいつもと違った大晦日。 |
それでも、家に入ればいつもと同じ、まったりと過ぎてゆく今年。
小学生に向かって「行く年来る年」と言っても解ってもらえなかったなぁ。
自分が小学生6年生の頃は知ってた気がするけどなぁ。
日本放送協会に阿って、
家族で谷村新司と大合唱。
そんな、ウチの、家族。
年賀状はまだ1枚しか書いていない。
あとは、くれた方にお返しします。
申し訳ありません。
またまた日本放送協会(NHK)に追従して、
家族で中島みゆきと大合唱。
こんな、ウチの、家族。
でも、津軽三味線とはハモれなかった。
***
一時休憩。
***
左手に葉加瀬太郎、
右手に行く年来る年の除夜の鐘を聞きながら、
家族麻雀で今年も年を越す。
こんな、ウチの、家族。
何を食べても美味しい。
生きてるといいことあるなぁ。
今年は、こんな、締めくくりで。
2002年12月30日(月) |
なんだか周辺に明るい話題の少ない年だった。 |
新しモノ好きの父が、
知らぬ間に買ってきたサイバーショットで遊んでいる。
自分で釣ってきた鯉を撮ったりしている。
お気に入りは保存したりもしているらしい。
いつか、(何十年か先であってほしいものだが、)
これが
遠い笑い話として
葬式なんかで想い出されるのかと思って、
(0.00033秒くらい、)
泣きたいような気持ちになった。
両親も、もう歳だ。
自分が、もうトシかも、と言うのとは根本的に違う。
こんなことを考えてしまうこともあるが、
今のところ彼らは概ね能天気な人種なので、
安心して笑っていられる。
こんな自分は、やはり恵まれている。
笑えるだけ笑って、
腹いっぱいにしてしまおう。
今年中に振り返ってやる。
の、勢いで。
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ということで、
書き足したけど、大した量じゃなかった。がっかり。
なんか、日頃から、もっと、いろんなこと考えて生きてるわりに、
外に出す量が少なくてつまらない。
思考過程独占生中継ってなカンジに垂れ流したら絶対面白いのに。
絶対やだけど。
ライヴで聞かされるほうも御免だろうし。そりゃそうだ。
山田詠美の『トラッシュ』を読んだ。
夜遅くの常磐線の中で号泣しそうになったりもしたが頑張って抑えた。
器用に生きていくことは難しい。
不器用でも、かっこよく生きようと思ったらやはり難しい。
だから、どうしても譲れないものを探そう。
自分だけの、奪われたら生きていけないもの。そんなものを見つけたい。
・・・もう少し本当に近いことを言うと、
あっさりと生きていきたいのだけれども。
それだけでは物足りないし。
たとえば誰かのひとこと
たとえば誰かのほんの少しのそぶりで
どんどんどんどん
沈んで沈んで沈んでいく。止まらない。
こういう自分は嫌なのに
もう何がなんだかわからなくなって
今日寝ても明日起きなきゃならないし
ああ めんどうだ
それでも誰かに助けて欲しがって
ああ。
バックミラーの中で夜が明けていく。
視界の隅に置きながら、僕は闇へと突き進む。
***
熱気球に乗ってきた。正確には、乗せてもらってきた。
初フライト。
昔は高所恐怖症の気があったのに、
今じゃ、すっかり空も楽しめるようになった。
ずっと信じていたものを信じられなくなっても、
昔信じられなかったものがなんとなく信じられるようになった、
そんな感じ。
苦手だった筈の食べ物がいつのまにか好みの味になっていたような。
一抹の悔しさを伴う達成感。
***
世の中にはいろんな人がいる。
楽しそうに生きてる人も、結構、たくさんいる。
どうせここから逃げることはできないのだから、
楽しくやっていく方が賢いに決まってる。
本当に素敵な人たちに出会った。
腰壊れた。2度目。
泣きそうになりながら愛車で古河へ出発。
渡良瀬でのフライトに向けて。
だってやりたいことが目の前にあるのに、
それを放り出して寝ているわけには行かない。
ホテルも予約しちゃったし。
終わった。
うはははははは。
気合が大事だった。
寝たら起きられないかもしれない。
どうしよう。
AM6:55
深夜に、初雪が降り始めた。
こうやって想い出が次々と積み重なっていく。
恋がしたい。
期待されてその重圧に苦しむ人間と、期待されないで(あるいは、期待されていることに気づかないで)苦しむ人間がいるわけで。(もちろん、その両方の人も、どちらでもない人も世の中にはいるけれど。)どちらにも、嫉妬や自己嫌悪や、諸々の複雑な気持ちが絡み合っているわけで。
自分は、期待されれば嬉しくて頑張るような面が強化されてきていて。誰かが期待してくれている自分を肯定しまくって進んでいくし、期待される方が頑張れる。期待されないとションボリするし、期待されている他人に嫉妬する。(こうなったのは、今まで、過剰に期待されることがなかったからかもしれないし、当然のラインで満足されていたからかもしれないし、期待には全て応えるくらい俺様が天才だったからかもしれない。・・・自分は分相応な人間を育てたいなぁ。)
右車線と左車線のイメージ。速く走ることが「期待」されている右車線で、スピードが出せない車に乗っているようなもどかしさ。
ま、今回のことで、上に立つ人間がいかに多くのことをわかっていなければならないかということも学んだね。それはまた、機会があったら。