桃缶な日々
2004年07月09日(金)  世代の違い?
昨日の美容室の話の続きになっちゃうんだけど・・・

アシスタントの女の子(20歳ぐらい)がカラーリングの間に温泉特集が組まれてる雑誌を持ってきてくれたんです。
雑誌をめくりながらその子に
「こういう文豪が愛した宿なんていうのに泊まってみたいと思わない?」って聞いたら
「・・・・・?文豪?文豪ってなんですか?」

うっちょ!イマドキの若い子は文豪の意味も知らないの!?(桃さま驚く)

そこで文豪の意味を説明してあげたのです。
で、説明した上で、「川端康成とか、三島由紀夫なんかが作品を書くのに長期滞在したり、定宿にしてた宿って、古いけど風情があったり歴史があったりするし、そういう所に泊まって“同じ景色をみて筆を進めてたんだなぁ”なんて思いを馳せるのもいいじゃない?」と言ったんだけど

「はぁ、そういうもんなんですか?」

ダメダコリャ。
全く相手になりません。
気を取り直して話題を替え、クイズ番組の話になりました。
そしてアシスタントの女の子、
「サミットっていうのは日本語にするとどういう言葉になるかっていうのを番組でやってたんですけどねー、出演してたお笑い芸人が“しゅのう”の“のう”を脳みその“のう”って書いたんですよ〜。頭悪いですよね〜(笑顔)」

は?ナニイッテルデスカ?

サミットは「先進国首脳会議」で、首脳の「脳」は脳みその「脳」でOKじゃないですか。
この子は何を言いたいんだろう・・・
しばし返答に困り、固まる私。( ̄~ ̄;) ウーン
そこでひらめいたのですよ。
多分その番組に出てた芸人さんは「首脳」を「首能」、能力の「能」と書いたのではないか?
そしてソレを説明するのに「能」と「脳」が彼女の中で正しく認識されてないのではないかと。
多分そうよ、きっとそう!あたしって賢いかも♪

でもあえて指摘はしませんでした。
だって、おばちゃんと話を合わせようとせっかく話題をふってくれてるのに指摘ばかりしてたら彼女が不愉快になるじゃないですか。

そして笑顔で「あたし子供大好きで、結婚したら早く子供が欲しいんですぅ」と屈託のない笑顔で話す彼女。
そうですかそうですか。
少子化が問題になる中で大変結構な考えだと思いますよ。
早く子供を生んで、一緒に絵本でも読んで子供と一緒にいっぱい知識を身に付けてね♪と、心から願ったことは言うまでもありません。

なーんか自分がすごく嫌なババァになった気がした、夏の午後の出来事でした。
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