ウィングのつぶやき
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2005年05月13日(金) 言い訳だけ書くつもりだったのに。

なかなかつぶやけないでいるウィングです。

とにかく忙しくて(言い訳)…、というか井上透コーチの単行本がなかなか難航してまして、この前の月曜日にやっと、井上さんに形になったものを見せたという状況です。

これから厳しい井上チェックが入るわけだし(汗)、本当に6月に出版できるのか? ちょっとスリリングな状況になってきました。できなかったら日本文芸社さん、ごめんなさい。

でも井上さんが本を出すにあたって、わざわざウィングを指名してきてくれたので、期待にこたえるべく絶対にいいものを作りたい! と思うんですよね。

それゆえに、ちょっと力み過ぎという噂もありますが、内容的にはいいものになると思ってます。本当に井上さんは凄いコーチです。

何が凄いかというと、ゴルフスイングというものは、いろいろな考え方やメカニズムがあるわけで、そのためにいろいろな人がいろいろなことを語っているのですが、井上さんはその根っこにあるものを、スバリと指摘してくれたんです。そのフィルターを通せば、いろいろなスイング&考え方というものが見事に分類できるわけでして、これはもう必見の書になるはずなのです。

コーチは自分の正しいと思う理論だけを証明したがりますが、井上さんはそのすべて証明しているところが偉い! 年下ながら(関係ないけど)あっぱれなんです。

その最大のポイントは「骨盤の使い方」というものになるのですが、要はプロの多くは骨盤を左右にスライドさせて使うのに対し、アマチュアは骨盤をその場回転させる場合が多いということです。

スライドタイプは腕を硬く使う場合が多く、回転タイプは腕を柔らかく使います。

タイガーはスライドタイプ、青木功選手やセルジオ・ガルシアは回転タイプですね。つまりプロでも回転させるタイプはいるし、中庸なタイプもいるということなんです。片山選手などはスライドもするし、回転もするという中庸タイプですよね。

「腕はスペースのあるところに振られる」という原理もウィングには新鮮でした。「体が動くことによって腕の通り道を作っている」という考え方で、たとえばバックスイングがアウトに上がってしまう選手は、体の右へのスライド量が多すぎるからであり、フォローがインサイドに入ってしまう選手は、体が左にスライドできていない、ということです。

この原理を知れば、ボディモーションを変えることでクラブの軌道を修正することができるんです。

ちなみにウィングはインサイドバック→クロスという典型的なドローヒッターでしたが、骨盤を右にスライドさせられるようになったおかげで、バックスイングがまっすぐ上がるようになり、クロスの傾向が弱まりました。

実はこの修正の模様は井上さんの本の2巻(3巻構成です)にばっちり写真入りで出ますので、そのときにウィングのスイングが明らかになります。

あ〜恥ずかしい。

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ゴルフライター小林一人

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