ウィングのつぶやき
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2005年09月09日(金) |
気になるエリオット後藤氏の評価は? |
ウィングは「GOLF TODAY」誌で「ゴルフ未来研究所」というマンガの原作を書いているのですが、絵を描いてくれているのがエリオット後藤というクラブオタクのマンガ家です。
クラブの試打レポートをマンガで連載しているぐらいなので、 エリオットはゴルフが上手いんです。
スパ〜ン!とキレ良くヘッドできれいな円を描くようなスイングで、距離もかなり出ます。アイアンもアプローチも上手で、なかなかのゴルファーです。
でも、ウィングは「もっと飛ばせるのにな」とずっと思っていたんです。
なぜかというと、インパクトが淡白だったからです。 あまりにきれいな円で振るので、ボールを押している時間が極端に短いんですよ。雄二さんに言わせると「ねばりがない」ということになりますね。
あくまでも個人的な見解ですけど、宮里優作プロのスイングにも同じものを感じます。非常に完成度の高いスイングだとは思うんですけど、インパクトが淡白なために、インパクトの衝撃に酔えない、とでもいうのでしょうか、振れば振るほど気持ちも体も乗っていける、というよりは、ホールが進むほどに衝撃で疲労が蓄積していくように見えるのです。
彼が勝てない原因はこのあたりにあるとウィングは考えています。
これははっきり言ってシャフトのせいではないでしょうか。
たとえば、エリオットの使っていたのは某日本人プロが開発したという人気のシャフト。つい先日、レッスンコミックの取材があって、そのとき練習場で打たせてもらったのですが、インパクトで押し込むとつかまりすぎて曲がってしまうんです。雄二さんも「何かをしようとしたらダメなシャフトですね」という評価。
コツをつかめばたしかにいい球が打てるのですが、メモライズに慣れているウィングには欲求不満でした。結果は同じでも、その一振りに充実できるかできないかは大きな差だということを痛感したんです。
でも、こういうシャフトだとああいうインパクトイメージになるのは必然だよな〜、とも思ったんです。それに、肝心な場面では叩きたくなるのが人間ですから、そのときに曲げてしまうのでは、とも思いましたね。
その場には雄二さんたちもいたので、エリオットにはその日にVロッドの9.5度Xを持って帰ってもらいました。
で、今週の水曜にコンペでエリオットと一緒だったのですが、しっかりとVロッドを使ってくれていました。そして・・・・・・・
インパクトが変わっていたんです!! ねばってました。台風の影響で、めちゃくちゃ風が吹いていたのですが、それにも負けず、ビシッと強い球をフェアウエイに打って1番ティーを出て行きましたね。 (また大袈裟になってしまった…でもホントです)
本人も「Vロッド飛ぶね〜」とかなりご満悦の様子。
エリオットは10月1日発売(だったと思います)のレッスンコミックでVロッド(アイアンやユーティリティも)をレポートしてくれるのですが、きっといいこと書いてくれるでしょう!(期待)
よろしくエリオット。いつも原稿遅くてごめんね。
ゴルフライター小林一人

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