ウィングのつぶやき
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メモライズに換える場合、シャフトフレックスはどれを選べばいいか、という問い合わせをよくいただきますので、ここでお答えしようと思います。
・・・といっても何も難しいことはありません。
いま使っているクラブを秤に乗せてください。それだけでいいのです。 なぜならば、 クラブの重さ(総重量)で使うべきシャフトはほぼ決まるからです。
もし今使っているクラブの総重量が300グラムで、特に振りにくさを感じていないのなら、選ぶべきシャフトは、ノーマルSR(シャフト重量52グラム、総重量約299グラム)です。
300グラムが少しキツいというなら、ノーマルR(シャフト重量49グラム、総重量約296グラム)でもいいでしょう。
310グラム前後ならハードSR(シャフト重量62グラム、総重量約315グラム)ですね。
そして、総重量320グラムを超えるクラブを使っているなら、S(シャフト重量70グラム、総重量約323グラム)もしくは、X(シャフト重量77グラム、総重量約330グラム)ですね。
あまりに単純すぎますか?
でもメモライズは既存のシャフトとはまったくしなり方が違いますから、互換性を論じるのは難しく、実際には重さで選ぶしかないんです。
もし300グラムがあなたにとって気持ちのいい重さなら、300グラムのクラブで作れる最大のエネルギーと最長の飛距離を引き出す、それがVロッドというクラブなんです。
おそらく300グラムで最大飛距離が出せるようになったとき、少し物足りなくなっていることでしょう。そうしたら310グラムのハードSRにスイッチすればいいのです。すると310グラムのクラブで可能な最大飛距離が引き出され、以下同様に、どんどん飛距離は伸びていくのです。
もしもVロッドに換えたのに飛距離が伸びない、という方がいるならば、思い切って振り切ってください。そういうスイングをしても曲がらないのがVロッドの特徴だし、そうしなければ「宝の持ち腐れ」なのです。
劇的な飛距離アップの要因はクラブではなく、ゴルファー自身にあるのです。
ゴルフライター小林一人

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