朝から大気がとっても不安定・・薄日が差したかと思えばどしゃ降りの雨が降る。 おかげでほんの少し涼しさを感じる立秋の一日だった。 でも喉は渇くのよね。だから帰ったらすぐ冷蔵庫を開けちゃうのです。
今日はちょいと帰路でハプニングがあって、いつもより遅い帰宅となってしまった。 実はですね・・いつもの山道をぶっ飛ばしていたところ、赤い旗を持ったおじさんに止められてしまった。 道路工事中なのは知っていたけど、いつもは片側だけ通らせてくれるんです。 でも・・今日は絶対に通さない!と言うんです。深々と頭を下げて謝られても困ってしまうのだ。 だって・・国道はすぐ目と鼻の先で、私の家まで10分で着く場所なんです。 アスファルト舗装中で一時間待てば通ってもいいですが〜と言われました。 がくっ・・そんなアホな・・早く帰ってビール飲みたいよ・・ぜえぜえ・・。
つうわけでとりあえず顔は笑って仕方なく、ハンドル捌きも鮮やかにUターンしました。 さあ・・どうするんだ。これから西に向かい正規のルートで帰っても一時間はかかる。 そうだ!確かもう一つ近道があったぞ!でも・・もう20年くらい通ったことないけど。
こうなったら冒険や!そこに道がある限り私は何処までも突っ走るのだ! でも・・ちょっと自信がなかったので、近くの民家のおばさんに道を聞きました。 ちゃんと道路標識が出ていたので、やった〜とすっかり自信満々になってましたが・・ そこにはふたつの山道があったのです。なんと紛らわしいことか〜 で・・当然と言っていいのか感が鈍いというのか、単に慌て者なのか・・ とんでもない道のほうを選んでしまったのです。何?これ?どこ行くの?そんな道。
不安に陥っていたところ道端で牛の世話をしている村人発見!(ど田舎やね・・) こっちじゃないよ、あっちだよ!と教えられて、田んぼの畦でクルマを回す羽目に。 そしてやっと本当の近道に突入出来ました。でも・・そこも同じく、猿が出そうな道。 そうそうここだ・・古い記憶が蘇ってきたけれど、とにかく狭くてカーブばっかでした。 深い緑が両脇からおいかぶさってきそうな道で、陽も差さないような暗い所もある。 狭い道には苔が生えているし、まるで昭和初期にタイムスリップしたみたいだった。 おまけに行けども行けども人家が見えない。対向車も後続車もないのだ。
やっと峠を越えた所で遠くに街並みが見えて・・ああ!街だ〜っと思わず声をあげてしまった。 随分ながいこと走ってたと思ったけど、時計を見たら僅か30分の冒険だったです。 なんかね・・結構魅力的な道だったような気がしている。あんなに深い緑めったに会えないよ。 ほら・・今日は雨が降ったでしょ。だから緑がとても美味しかったんだ。 今度は焦らないでゆっくりと走ってみたい道です。
はあ・・そんな訳で・・今日はちと疲れたよ〜
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