ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年08月08日(木) 緑おいしかのやま〜

朝から大気がとっても不安定・・薄日が差したかと思えばどしゃ降りの雨が降る。
おかげでほんの少し涼しさを感じる立秋の一日だった。
でも喉は渇くのよね。だから帰ったらすぐ冷蔵庫を開けちゃうのです。

今日はちょいと帰路でハプニングがあって、いつもより遅い帰宅となってしまった。
実はですね・・いつもの山道をぶっ飛ばしていたところ、赤い旗を持ったおじさんに止められてしまった。
道路工事中なのは知っていたけど、いつもは片側だけ通らせてくれるんです。
でも・・今日は絶対に通さない!と言うんです。深々と頭を下げて謝られても困ってしまうのだ。
だって・・国道はすぐ目と鼻の先で、私の家まで10分で着く場所なんです。
アスファルト舗装中で一時間待てば通ってもいいですが〜と言われました。
がくっ・・そんなアホな・・早く帰ってビール飲みたいよ・・ぜえぜえ・・。

つうわけでとりあえず顔は笑って仕方なく、ハンドル捌きも鮮やかにUターンしました。
さあ・・どうするんだ。これから西に向かい正規のルートで帰っても一時間はかかる。
そうだ!確かもう一つ近道があったぞ!でも・・もう20年くらい通ったことないけど。

こうなったら冒険や!そこに道がある限り私は何処までも突っ走るのだ!
でも・・ちょっと自信がなかったので、近くの民家のおばさんに道を聞きました。
ちゃんと道路標識が出ていたので、やった〜とすっかり自信満々になってましたが・・
そこにはふたつの山道があったのです。なんと紛らわしいことか〜
で・・当然と言っていいのか感が鈍いというのか、単に慌て者なのか・・
とんでもない道のほうを選んでしまったのです。何?これ?どこ行くの?そんな道。

不安に陥っていたところ道端で牛の世話をしている村人発見!(ど田舎やね・・)
こっちじゃないよ、あっちだよ!と教えられて、田んぼの畦でクルマを回す羽目に。
そしてやっと本当の近道に突入出来ました。でも・・そこも同じく、猿が出そうな道。
そうそうここだ・・古い記憶が蘇ってきたけれど、とにかく狭くてカーブばっかでした。
深い緑が両脇からおいかぶさってきそうな道で、陽も差さないような暗い所もある。
狭い道には苔が生えているし、まるで昭和初期にタイムスリップしたみたいだった。
おまけに行けども行けども人家が見えない。対向車も後続車もないのだ。

やっと峠を越えた所で遠くに街並みが見えて・・ああ!街だ〜っと思わず声をあげてしまった。
随分ながいこと走ってたと思ったけど、時計を見たら僅か30分の冒険だったです。
なんかね・・結構魅力的な道だったような気がしている。あんなに深い緑めったに会えないよ。
ほら・・今日は雨が降ったでしょ。だから緑がとても美味しかったんだ。
今度は焦らないでゆっくりと走ってみたい道です。

はあ・・そんな訳で・・今日はちと疲れたよ〜


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